君の秘密と僕の秘密【おととい】
「おとといの夜、何してた?」
探るような君の問い掛け。
「家にいたよ。なんで?」
「似た人を見かけた気がして」
「きっと他人の空似だよ」
彼女のスマホが鳴った。
急に用事が入ったと出ていく彼女を見送る。
そう、おとといの夜会ったね。
魔法少女と敵の幹部の男として。
もう少しこのまま恋人でいさせて。
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