子どもを信じないと……【オオカミ少年】

「オオカミが来るよ!」


 少年が駆け込んでくる。


 大人たちは猟銃を持ち出した。

 けれど、オオカミはいない。


 そのうち少年は嘘つきだと誰も信じなくなった。


「オオカミが来るよ!」


 大人は知らんぷり。


 すると、大神おおかみがやってきて、「先触れをやったのに歓待の用意もせぬとは」と恩恵を与えず帰ってしまった。





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る