140字まとめてみた〜新作も添えて〜
万之葉 文郁
妻が魔法使いになったらしい
久しぶりに定時に帰ると、妻が晩御飯を用意して待っていた。
いやに上機嫌だったので訳を聞くと、
「私ね、魔法が使えるようになったのよ。」
と嬉しそうに言う。
「どんな魔法?」
と聞いてみると、
「裏切った人を料理で殺せる魔法。」
と笑顔で答えた。
僕の背中に冷たい汗が流れた。
「さぁ、召し上がれ?」
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