第22話 足利義昭VS織田信長の心理戦
ここもあまり大過ないかなと思います。
ただ、一箇所の扱いで「小説賞」は逃すように思えます。
京都府の南部、現在の京都府伏見区、宇治市、久御山町をまたがる地域は、かつて巨大な湖沼であった。
⇒「久御山町にまたがる」ですね。
柳山では樹木の間から、その砦が見える距離まできていた。
⇒ここは「柳山の樹木の間から、」のほうがわかりやすいですね。助詞「の」も二連続で止まりますのです。
信長の近くでは家臣がおずおずと聞いたはずだ。信長の行動を書いた書物に残っている。
昔? いや未来で読んだ。
⇒ここまではアメの一人称視点なのですが、この先で視点があちこちに飛んでしまいますね。よく言えば三人称視点ですが、これだと「神の視点」と判定されるでしょう。
「ですが、お館様、ここは川の流れが速い。兵が溺れまする…」
⇒三点リーダーのルールですね。「溺れまする……」です。
負ければ反勢力を勢いつかせる。
⇒「勢いづかせる」ですね。
「神の視点」になってしまっているので、これをどうするかですね。
まぁ小説賞自体は終わっていますから、おおごとにはならないんですけど。
おそらくですが、アメの一人称視点のところまで含めて「未来のアメの一人称視点」にして、信長あたりの描写はそこから語るようにすれば解決するかもしれません。
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