第7話 新しい仲間
今回はちょっとした疑問などを含んでいます。
添削というより校正に近いですね。
五月晴れの空に天守がひときわ美しい。
⇒今が旧暦五月だと確定しているのでしょうか。
「兵になりたくて来た」と、城の門番らしい槍を持った男に聞くと、オババをみて「あんた戦えるのか」と、嘲るような言われてしまった。
⇒「嘲るように」か「嘲るような言われ方をされてしまった。」かですね。
「どうだ、我らの部隊にはいらんか?」
〜
「オラの部隊や」
⇒同じ女性の部隊ですよね。「我ら」なのか「オラ」なのかは統一したほうが読み間違えなくてよいでしょう。おそらく「どうだ、オラたちの部隊にはいらんか?」なら間違えないと思います。
もちろん、戦国時代に児童保護法案なんてないが痛ましく思った。
⇒日本にある法なら「児童福祉法」ですね。もしくは正式には「児童虐待の防止等に関する法律」の「児童虐待防止法」。
「イロハニホ……、5番目の組や」
⇒ここは判断が分かれるので、意見だけにとどめます。
まずこの小説は「アメの一人称視点」で進んでいます。だから数字はアメが通常使う算用数字でもかまいません。
ただしこの数字を述べているのが「漢数字」しか知らないトミなら、発話者は漢数字で答えていると解釈して「漢数字」を使うのも正しい表現ではあります。
どちらが正しいわけではないので、意見として述べました。
「ホ組、荷が揃った。出れるか」
⇒全般古語で話すわけにもいきませんが、この時代に「ら抜き言葉」は使わないでしょう。「出られるか」にしましょう。
威勢のよい声にくつろいでいた女たちが、よっこらしょって立ち上がった。
⇒読点の打ち方が悪いですね。「威勢のよい声に、くつろいでいた女たちがよっこらしょって立ち上がった。」ですね。
静かに歩いてくるだけなんだ、けど…
⇒三点リーダーは「二個セット」で文末なら句点も付けます。
「けど……。」ですね。
幼いころから鍛錬に鍛錬を重ねなきゃできないであろう歩き方、思わず、その優雅さに魅入っていると、ふいに首筋に冷たい金属が触れた。
〜
いつのまにかテンが背後にいて首を抑えられていた。
⇒テンを見続けていたはずなのに「ふいに首筋に冷たい金属が触れた。」のでしょうか。そして見続けていたのに「背後にいた」のでしょうか。
必然を積み上げていくと、「目の前からテンが消え、にわかに首筋に冷たい金属が触れた。」と、テンをいったん視界から消したほうがよいと思われます。
今日はここだけになりました。
コラムがちょっと難しいところに入っていて、そちらに時間をとられた次第です。
明日もコラムで時間がとられるのでたいへんですが、一話ずつでも前進するよう努力しますね。
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