第11話『ゴールド様! 防御魔法もスゲえええ!』
「くぅ! ギフト『
レティシアの十八番である雷槍の十連撃が、サンダードラゴン十匹に向かって吸い込まれるように全弾直撃する!
「なぁ!? 怯んだだけ!? 正式装備じゃなければこれがボクの限界なの!?」
しかし。
当たっただけ。
多少怯みを見せつつも、真っすぐにサンダードラゴン達は向かってきた!
(正式装備?)
レティシアの嘆きに反応しつつ、ゴールドは迎撃の呪文を詠唱する。
「C
ゴールドの魔法により、サンダードラゴン達のドラゴンダイブ直撃地点に、白い発光をする光のシールドが発生する。
――そして、数秒を待たずに竜と光のシールドが衝突した。
同時に強大な爆発音が連鎖発生する!
しかし不思議な事に。
光のシールド内部のゴールド達には、衝撃は特になかった。
外部に対して一方的に光の爆発攻撃が、指向性を発揮しながら竜達を襲っていたのだ!
「gaaギャアアアアアアンン」
「gaaaグギャアアアアア」
「zeeeゼギャアアアアアア」
竜たちの断末魔の叫びが激しい爆発音と爆発光の合間を駆け抜けた。
そして、あたりに静寂が戻った。
「――――――」
それと同時に光のシールドが消滅し、竜がどうなったのか分かるようになった。
――全滅していた。
ゴールドが手加減したからなのか、原型は留めているものの全身光エネルギーの爆発によって、いい感じで焼けていた。なんだかいい匂いも漂っている。
「ぁあ、えぇ?」
「う、うそだろ?」
「りゅ、竜がぜ、全滅している……」
その惨状を目にし言葉にならない騎士団。
しかし、その惨状に対して抗議を上げる存在もいった。
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