第9話 かっこよさ

外見じゃあない。

内から出てくる「気」というものか。

言動、立ち居振る舞いも「気」から出てくるのだろう。

さっぱりして、さわやかで、余韻がある。


「気」は、近くの樹を観てほしい。

同じなように見えて、同じではない。

枝が太くなっている、細くなっているところもある。

トータルのバランスで樹は成り立っている。

それを整えたりしているのが、外部のヒト・気候・土である。


男らしさの「らしさ」は形作られた気である。

本当の男は、各場面で出る立ち居振る舞いである。

緊急時、考える暇もない状況で咄嗟にでる行動。

そこに男の真価があらわれる。

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