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目次
夜を過ごす
寒い夜は酒でも呑んで
心を温めよう
たらふく呑んで
酔っぱらった気になった
でも どこかで自分が
自分を見つめている
どんなに月が見守ってくれていても
どんなに星が輝いていても
どんなに美しい音楽を聞いても
どんなに楽しいテレビを見ても
心のなかでは
どしゃぶりの雨が降っている
寂しい夜は友と語らい
たくさん語り
わかりあった気になった
でも どこか遠くを
眺めている自分がいる
ふざけあって笑っていても
共通の趣味で盛り上がっていても
人生の相談にのっていても
楽しいと思えるときを過ごしても
虚しさと儚さがつきまとう
きょうもまた
寒い夜がやってくる
長い 長い 夜になりそうだ
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