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ヴァーチャリア【Virtualia】

〇概要

 ヴァーチャリア【Virtualia】とはの呼称である。

 単語自体は大協約制定の際に《レアル》に対するを表す呼称として考案された。


〇名称の制定の経緯

 かつては《レアル》と呼ばれる世界から降臨してくる降臨者によって文明をもたらされて発展してきた。

 大戦争を経て大協約体制が構築され、今後の降臨を阻み、阻み切れなかった場合は全世界が一致して対処する旨が取り決められた。

 それにあたって、《レアル》に対するを表す共通の呼称が必要とされるようになった。


 ヴァーチャリアという呼び方は降臨してきたゲイマーガメルの多くがを「ヴァーチャル【Virtual】」と表現したことに由来する。

 当初、の呼称について、ゲイマーガメルがヴァーチャル【Virtual】と表現するならヴァーチュア【Virtua】にしようという意見が主流ではあった。

 しかし、次のような意見によってそれは否定されることになった。


 ゲイマーガメルがヴァーチャル(つまり「ヴァーチュアっぽい」「バーチュアのようだ」)と表現するということはヴァーチュアという世界が別に存在するに可能性が高い。

 ゲイマーガメルで強大な力を振るって略奪と殺戮ハック・アンド・スラッシュをするのは、を「ヴァーチュア」という世界と混同しているからだ。

 もし、に再びゲイマーガメルが降臨して来た際に、略奪と殺戮ハック・アンド・スラッシュをさせないためには、が「ヴァーチュア」ではないと認識させる必要がある。

 したがって、「ヴァーチュア」という呼称は避けるべきである。


 ムセイオンにおいて繰り返された検討の結果、上記の意見によってヴァーチュア案は否定される事となった。

 しかし、代わりに上がっていた案はいずれも特定の宗教や降臨者等に由来する名称ばかりであり、全体を表すのにふさわしい案が存在しなかった。

 そこでやはり「ヴァーチャル」という単語をベースとし、「ヴァーチュアに似てるかもしれませんが別の世界ですよ」とゲイマーガメルに理解してもらうために「ヴァーチャリア【Virtualia】」という単語が造られ、の正式な呼称として制定されることとなった。


〇地勢

 大きく北レーマ大陸セプテントリオナリウム・コンチネーンス・レーマエ【Septentrionalium Continens Remae】、南レーマ大陸メリディオナリス・コンチネーンス・レーマエ【Meridionalis Continens Remae】、オクシデント【Occident】大陸の三つの大陸と、大小の島々からなる。とはいってもまだ誰も地球一周を成し遂げておらず、世界の過半が未解明のままと考えられており、他にも未知の大陸が存在する可能性は否定できない。


○国際共通言語

 国際共通語として英語が、それに準じる形でラテン語が使われている。

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