私でお役にたてるなら 2013年6月

先日、乗馬クラブで仲良くなった方と

ゆっくり話す機会がありました。


ちょっと年上の女性なのですが、

話しているうちに、何の仕事してるの?という話になり、

介護ですよとお答えすると、

「私も父をみてました」と。


そこから、その当時のいろいろなお話を伺ううち、

ぽろっと、「あの時に出会えてたら良かったね」と。


何より嬉しい言葉でした。


私たち介護職員は、仕事で介護をしているだけです。

勤務時間が終わって家に帰れば、あとは自分の生活です。


でも、在宅で介護をしている方は、自分の生活の全てが介護です。


私たちに、「えらいねぇ」と声をかけてくださるご家族は

たくさんいらっしゃいますが、とんでもない。

えらいのは、「生活が介護」のあなたです。


そういう想いがいつもあり、

家で介護をしている方のお話しを聞かせていただく機会があると、

いつも、尊敬の気持ちで伺っていますが、


その方の介護時代のお話しは、お世辞抜きに、

「すばらしいです」という想いがいっぱいでした。

それを素直にお伝えしました。


家で老いて、家で最期を迎えることこそが一番良いことだと思っている私ですが、

それはあくまでも、「ご本人」のことであって、

それを支える家族は、本当に大変だと思います。


その大変さを少しでもやわらげることができたら・・・


そう思っている私にとって、

「介護している時にいてくれたら良かったゎ」と思っていただけることは、

逆に言えば、今介護に直面している方のお役に立てるかもしれないという

自信につながる、本当にありがたいことでした。

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