第8話 蒼き炎エルフィン 第1章 オスカーとハンネス ②

「ところで、何か知らないか?

今回の騒動の原因について・・・」

と、ハンネスは親友オスカーに聞いた。

「情報相のお前なら、みんなが知らないことでも知ってるはずだ」


 答えようとしないオスカーに少し苛立ちながらも、ハンネスは再び尋ねた。

「会っていた女性は、いったい誰なんだ?」


「そうだな、お前にだけは伝えておいたほうが、良いのかもしれないが・・・」

しかしオスカーはまだ、決心がつかず、悩んでいるようだった。


 しかしついに、重い口を開いた。

「たぶん、エルフィンの母親だ。確かめたいことがあったらしい。

 しかし結局、聞けなかったようだ」



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る