第4話 野林緑里様の企画「キャラクターに質問します」への回答
質問1 あなたのプロフィールおしえてください
「私は
「水無香ちゃん、そんなに固くならなくっても大丈夫だよ。あ、私は
「瑞希、そうは言いますが、筆者からの指示です。失礼があってはいけません」
「大丈夫だって。マジメにやらせるんなら、私じゃなくて山ノ井君とかにお願いするもん。筆者もわちゃわちゃさせたいんだよ」
「それもそうですね。では、お言葉に甘えて少々砕けた言い方も入れますね」
「もしかして水無香ちゃん、緊張してる?」
「い、いえ、決してそのようなことはありません。いくら瑞希でも、馬鹿にされるようでしたら許しませんよ」
「あはは、ごめんね。じゃあ、次の質問に答えよっか」
質問2 あなたの出ている作品の紹介をどうぞ
「こういうきちんとしたのは、水無香ちゃんの方がいいよね」
「ええ、では。私達が登場する作品は『
「それって、水無香ちゃんが博貴の強すぎる技令を見て、お母さんたちの仇の一人ってかん違いして襲っちゃったからだよね」
「……続けます。その後、ある事件を境目に私達は強大な力を持った体則士である辻杜先生の指揮下に入り、技令による地球の征服を目論むレデトール星人との戦いに身を投じることとなります。死が常に付きまとう戦いと、変化を避けることのできない人間関係の中で、思春期にある子供たちがどのように悩み戦うのかをご覧ください」
「すっごーい。水無香ちゃん、よくそこまでお話しできるよね」
「ええ。昨日、筆者に渡された資料をしっかりと覚えてきましたから。これで少し肩の荷が下りました」
質問3 その作品でもあなたの役割はなんですか?
「私の役割は博貴の先達です。博貴自体は高い技令素養を持ち、英雄の技令と呼ばれる『
「えー。そんなんじゃなくて、メインヒロインだって」
「な、ヒロ……そ、そんなことは」
「だってカワイイし、強いし、博貴のお家で一緒に住んでるし、お似合いじゃないかな」
「そ、そんなことありません。私に女性的な魅力などありませんし、周りに強い方はたくさんいらっしゃいますし、居候させていただいているのも私の母と『お母さん』との約束によるものです。第一、博貴が私となど……」
「そうかなー? お似合いだと思うんだけどなー」
「お似合いということでしたら、博貴と仲の良い瑞希の方がメインヒロインに相応しいのではないでしょうか」
「ないない。博貴、きっと友達だって思ってるもん。登場したのも『悪の枢軸』からだし。あと、飛び道具で攻撃する役じゃないかな、物語の中じゃ」
「確かに、メインキャラクターの中では唯一の飛び道具の使い手でしたね。ただ、瑞希のご両親の敵討ちも終わっていませんので、物語の伏線を負っているのかもしれませんね」
質問4 今後、あなたはどうありたいですか?目標や希望はありますか?
「私は、私のお父さんとお母さんを殺した人に謝ってもらって、もう二度としないって約束してもらうことかな」
「全く、瑞希のそうした心は優しいといえば聞こえはいいですが、甘いですね」
「うん、甘くっていいもん。あとはみんな一緒に戦い終わることかな。水無香ちゃんはどう?」
「私もこの戦いを無事に終えることが目標です。そのうえで、滅ぼされた内田家の生き残りとして歴史に名を残せるような技令士になりたいと考えています」
「うんうん。それで、博貴と結婚して新しい内田家を作りたいんだよね」
「な……で、ですから、博貴にそのような感情など……」
質問5 あなた以外の登場人物を何人か教えて下さい
「じゃあ、まず、さっきから出てる博貴の紹介から。
「ええ。英雄の技令と呼ばれる陣形技令を何の予備知識もなく発動させたことから、恐らく英雄としての宿命を持っていると考えられています。また、それ以外にも様々な技令を使うことができ、素質がなければ習得が相当に難しい時間、
「ふしぎだよねー。あと、数学と本とお菓子が好きみたい。スポーツは苦手だけど、料理は上手だよね」
「ええ。いつも美味しくいただいています。では、続いては題名にもある辻杜先生の紹介です。辻杜先生は技令を全く使うことのできない純粋な体則士で、私達を束ねる国語の先生です」
「すっごく強いよね、私たちみんなで戦ってもすぐ負けるぐらい。気配だけで分かるもん。あと、タバコばっかり吸って黒いジャンパー着てる感じかなぁ」
「そうですね。それでも、私達を思ってくださる優しい先生ではあります。その愛情がよく、死と表裏を成す訓練に繋がりますが」
「えっと、それからみんなの紹介もしないと」
「では、私達が所属する図書委員の長をされている
「あ、そうだったんだ。あと、すっごく技令を使うのが上手いよね」
「ええ。陰陽の各種技令を高いレベルで操ることができ、それを集束させて一音で放つことができます。博貴の陣形技令に注目が行きがちですが、山ノ井さんも恐ろしいほどに特異な力をお持ちの技令士です。また、最近では『
「えっと、あの、
「ええ。筆者がそれを知る前の14歳頃に原案を作ったからネタ被りだ、と見苦しい言い訳をしていた技令です。通常はある属性の技令の素養が一定以上になったところで得られる属性ごとの空間なのですが、山ノ井さんの場合はそのバランスを取る必要のある無属性の技令界から習得されたのですから、驚くべきことです」
「うん。がんばってるよね、気になってるから」
「どういうことですか、瑞希」
「ううん。何でもないから、気にしないで」
「次は
「そういえば、イレギュラーのお一人でしたね。渡会さんは技令を用いることができない体則士ですが、
「力も強いんだよねー。私と腕相撲で引き分けだったもん。あと、
「ええ。渡会さんは少々軽薄なところがあるようですが、稲瀬さんはしっかりされた方のようです」
「あとは、
「うん、大丈夫じゃないかな」
「水上さんは召喚技令の使い手ですが、博貴や山ノ井さん、渡会さんに比べると少しだけ力量に劣るところがあります。しかし、最近では自信をつけられているようで、その能力も高まってきています」
「うん、そうみたい。あと、休みの日に中国から来てる
「そうだったんですか」
「水上君、本読んでばっかりだから気にしてないっぽいけど、戦った後で聞いちゃったんだ。応援したくなるよねー」
「はあ。全く、瑞希はそうしたところは目敏いんですね」
「うん。博貴とかはニブちんだけどね」
質問6 一言どうぞ
「長くなりましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。そして、下記のリンクより作品をご高覧いただけると幸いです」
『辻杜先生の奴隷日記①~苦しみの始まり』https://kakuyomu.jp/works/1177354054894141327
『辻杜先生の奴隷日記②~悪の枢軸』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894692444
「あ、続きはWebでっていうやつだよね」
「ええ。筆者から預かってきましたから。あと、素敵な企画を立ち上げて下さった野林緑里様、誠にありがとうございました。筆者に代わりお礼申し上げます」
「じゃあ、これで終わりみたいだから、帰りにオリンピックでパフェ食べて帰ろ」
「甘いものですか、いいですね。お付き合いします」
「うん。じゃあ、70㎝パフェに向かって、とつげーき!」
「……えっ?」
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