自由気ままなエッセイ集

読み方は自由

執筆のお供、富士通のLIFEBOOK

 タイトル詐欺になるかもしれませんが、僕が自分のお金で初めて買ったノートパソコンは、東芝のdynabookダイナブック(15インチ)でした。本体の色の白、価格は12万ちょいだった記憶があります。あれは、なかなかの買い物でした。自分が会社員で、それなりの収入を得ている状態ならまだしも、高校生のアルバイトで12万円を貯めるのは結構大変ですからね。飲みたいジュースやら欲しい漫画やらを我慢して、ようやく買えたパソコンでした。ヤマダ電機の店員に「これを下さい」と言って、自分のところにそれがきた時はもう、感動でございます。今まで自分の親、大人が使っていた物を自分も買えたことに喜びがふつふつと沸いてきました。


 文字通りの歓喜です。歓喜が「ひゃっほい!」している状態です。量販店から自分の家に帰り、パソコンの電源を入れた時は、気持ちが天元突破していました。だから、初期設定も特に嫌ではなかったですね。今では、「面倒だな」と思っていますが。最初の頃は、何でも楽しく感じられるものです。初期設定の終わった後は、いよいよ操作開始! Windowsの壁紙に感動しつつ、WordワードやらExcelエクセルやらPowerPointパワーポイントやらをいじって、機械と楽しい時間を過ごしました。今では当たり前になっているYouTube視聴も、携帯電話のネット閲覧を除いて、本格的に観はじめたのは、こやつが最初。やっぱり大きい画面で観るYouTubeようつべは、最高ですね! 映像ジャンルは、大きい画面で観る方が気持ちいいです。気持ちいいのですが、それが悲劇を生むことになるのですけど……。


 機械の天敵は、液体です。特に本体へのブッカケは、絶対にNG。内部の基板や電子回路などがチーンになります。僕は、それをやらかしてしまった。キーボードの上に紅茶をこぼしてしまったんですね。それもYouTubeを観ている最中にドバッとやっちゃったわけです。あれは、悪夢以外の何ものでもなかった。画面が消える、動作音も消える。電源スイッチを押しても、パソコンが立ちあがらない。ああもう、地獄でございます。保証期間も切れていたので、直すにもお金がかかってしまう。僕は自分の失態に呆然としつつ、自分の親にもそれを話し、最初は修理を考えましたが、結果として新しいパソコンを買うことにしました。


 そうやって買うことになったのが、富士通のノートパソコン(AHシリーズ)、LIFEBOOKライフブックです。パソコン本体は価格.comで買ったのですが、それが自分に思いのほか合っていました。質実剛健な造りといい、国内メーカーの安心感といい、ものすごく良い感じだったんですね。本体の色も黒でしたし、外観的にも機能的にも満足のいくアイテムでした。僕はそれを数年ほど使っていましたが、流石にHDDハードディスクが疲れてきたことや、CPUシーピーユーCeleronセレロンだったこともあり、動作のカクツキが目立つようになりました。


 パソコンは、消耗品です。どんなに高性能なマシーンでも、経過年数には耐えられません。僕のパソコンもそれを受けて、画面に乱れが生じ、ついには動かなくなりました。僕はその光景に落ちこみましたが、「愛機の劣化に備えておこう」と思い、それが壊れる少し前に新しいパソコンを買っていました。それが今でも現役のお供、赤が美しいLIFEBOOKの15インチ。性能はCorei7、フルHD画面なのもお気に入りですが、そのキーボードが何より素晴らしく、打ち込み感覚も最適で、自分としては最高の執筆道具になっています。彼には、これからも頑張って頂きたい!


 皆さんにも、自分にとってベストなアイテム。最高の執筆道具は、ありますか?

 

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