『神「世界やるからチートで楽しめ」私「おk」

白ノ宮

第1話「 いや、私おt..ぐわぁぁぁ...」

黒髪長髪の可愛い顔した男が問う。

「あの、なんなんですか?何で私が神の座に呼び出されたのですか?」


目の前にいるオレンジ色の髪の美少女は答える。


「それはあなたが余の後継者として選ばれたからです」


「後継者?」


黒髪長髪男子は疑問符を浮かべる。


「神界では500年に一回労働場所の変更が条件付きで出来るんです。余の仕事は所有している世界を適当に監視するだけ。でも余は同性趣味ではない」


黒髪長髪は困惑するがオレンジ髪の少女はそのまま話し続けるが口調が素の状態になっていく。


「男性36%で女性64%かつみんな美人の世界の監視なんてもう嫌なの!いくらアタシでも剣と魔法のファンタジー世界とは言えど目立ったことないからつまらない!」


黒髪長髪は思った。

(この神様キャラが崩壊してきてるな)


「しかも就労時間が無駄に長いから男性との出会いもないから耐えられないの!」


「えぇ...」


「だからチートと世界の管理者権限委譲するから後継者になって!」


「まぁ、良いですよ」


黒髪長髪は現世に思い残した事は無いのだ。


黒髪長髪の考えている事は美少女奴隷によるハーレム形成である。


ゲスい。


オレンジ髪の女神はとっても素敵な笑顔と共にお礼の言葉を口にする。


美少女の笑顔は破壊力抜群でポーカーフェイスが得意な黒髪長髪の顔が少し赤くなる。


しかしオレンジ髪の女神はとんでもない事を口にする。


「お礼として転移する際に超絶美少女にしてあげる!この秘術は男性にやるとほとんど失敗してオークに変化しちゃうんだけど、君は女の子だから大丈夫!」


見た目と声が女の子のようだからといって勝手に勘違いされても困るし、オークになりたく無いので抗議の言葉を口にしようとすると、


「え!?いや、自分おt「んじゃ頑張って!」うわっ視界が暗く...」


有無を言わさないオレンジ女神の強引さで意識を強制的に遮断される。


こうして黒髪長髪の男子こと卯月 薺は異世界に現人神として転移したのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る