ダグフェロン の下書き
橋本直
第1話 出撃前のランの訓示とランの本質
「言っとく、今回のアタシの目的はただ一つ!」
「皆殺しだ……斬り殺せ……うち殺せ……惨殺しろ……根絶やしにしろ……一族郎党……末の末まで……関係者全員……すべて殺せ……恐怖に打ち震えて命乞いしている餓鬼を抱えた女も……当然餓鬼ごとぶっ殺せ。これが本来の『戦争』だ」
「当然だろ?戦争なんざ、そんなもんだ。殺してなんになる?それなら、エアガンで『サバゲ』でもやってろ。戦争を始めた時点で、それに関係した奴等を根絶やしにすれば終わり。アタシはいつだってその覚悟で戦争してきた。他の戦争は無いかって?それは戦争『ごっこ』。餓鬼の遊びだ」
ランは誠に向かい
「アタシはその覚悟で戦争をしてる。アタシはそうするつもりだ。オメエはそれを止めて見せろ。アタシの殺戮の進軍は始まった。そんだけ」
「……アタシはそれがうんざりしたから。戦争はしない。だから、アタシの戦いは武装警察の『戦い』なんだ。『戦争』と『戦い』の違いが分かんねーなら、オメーの鉄砲はBB弾にしろ!『ダンビラ』はピコピコハンマーに替えろ!それでそのアタシの知らねー『戦争』とやらをすりゃ、人は死なねー、安全だ」
誠覚醒後
「その力。アタシの『戦争』を始めれば……人がやたら死ぬ。だから、お前は『武装警察官』なんだ」
「……軍隊!んなもん全員でじゃんけんでもしてるんだろ!人が死ぬかもしれねーって!ちょっとじゃんけんに人が死ぬ要素がたまたまあんだろ!オメーは『警察官』!アタシも『警察官』!軍人は……要するに『ミリタリーフェチ』!以上!」
ランの考え方がわかる発言
「悪?薬だろうと武器だろうと売れば?勝手に。その為に法律があるし規律がある。アタシはそんなの興味がねーんだ。ただし、『外道』だけは別。いつでもアタシは『外道』と戦争が始まる準備ができている。結果そいつはいつか死ぬ。なぜなら、アタシをそいつを殺すから」
誠に『外道』の定義を問われたランの回答
「人の道には悩みな……それは『悪の華』そのもの。それが『人生』だ。外道とはその結果、心から『悪』に酔えばもうそれは『外道』だ!例えば『白を黒』と言ってごねてる奴!それは『外道』。それに寄った瞬間、アタシはそいつと戦争を始める!当然そいつは死ぬ!なぜなら、アタシは『人類最強』だから!」
強い奴に必要な強さのランの基準
「まず、命を奪いかねない経験。これ、必須。そして、死んで当然の経験をしている……この二つを経験しないと『強い』とは言えない。ただ、この二つは物理的に強いかだけ。人間が出来てりゃ、赤ちゃんでもOK。すでに『強い』あとは『外道』にならなけりゃOK。命はそもそも十分『強い』」
ランの『使命』
「『外道』を皆殺しにする!そのための『人類最強』のアタシにだけ課せられた義務!それが出来るのはアタシだけだ!」
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