3-6:四週間目、Day1~リズさんのお裁縫教室~

GM : そんなわけで本日は1日目。「リコリスからの陣の屋への誘い」イベントが発生中です。


暫しの相談タイム。イベントはこなしておきたいと判断したPLたちは、アル、シエル、ソレルの3人で陣の屋へ。

リズは館に一人残り、ライティアと共に飾りつけをすることになった。


GM : あ、そういえばパーティ内で誰が「魔剣の契約者」になっていますか?

ソレル : はーい。私1人だけだね。

GM : 了解です。では、描写していきましょう。


-----------------■1日目-----------------

リズ : では私から。織り子Lv5での判定を希望します。


GM : OKです。それなら判定は、2d6+織り子レベル+器用度B+1d6になります。

リズ : (ころころ)……、1d6の目が良いですね。合計達成値は20です。

GM : では、ライティアは君に呼び出される。

リズ : 「リコリスのためにパーティやるらしいですね」→「毛糸譲ってください」→「飾り付け手伝ってください」の流れで誘います。


GM : では、最初の「リコリスのためにパーティやるらしい」というのを聞いたタイミングでちょっと反応があります。


ライティア : 「……パーティ? 誰が言い出したの?」

リズ : 「言い出したのがどなたかは存じません。サリュ様に聞きました」

ライティア : 「……。そう、あの子……」とため息をつき「ほんと、誰が言い出したのでしょうね」

リズ : 「というわけでして、毛糸をお譲りいただけないでしょうか」

ライティア : 「は? なぜわたくしが、お前に物を貸し出さなければならないのかしら」

リズ : 「まったくおっしゃるとおりではあるのですが、最初に浮かんだのがこちらでしたので。オーウェン先生のほうが多様な糸をお持ちですか?」

ライティア : 「……(上品な舌打ち)、アイツに頼み事させるのも、それはそれで癪だわ」


全員 : 上品な舌打ち。


リズ : 「巻くだけですので、糸を切ったりする必要も然程はないのですが」

ライティア : 「まあ、端切れくらいであれば恵んであげましょう」といいつつバスケットから毛糸を取り出す。

リズ : 「ありがとうございます! これで、たとえばこのようなものが作れますね」と、手元の棒に巻きつけてミニオーナメントを作り始めます。

ライティア : 「………………」


興味深い生き物を観察するような目つきで、リズの手元を見つめるライティア。……程なくして、見よう見まねで何かをつくりはじめた。


リズ : 「あ、流石ですね。色遣いが素敵です」

ライティア : 「ふ。そうでしょう、そうでしょう(得意げ)……って、人形に褒められても(ぶつぶつ)」

リズ : 「ここでこんな風にすればガーランドにもなりますねー」とか色々数を増やしていきます。


ライティア : 「お前たちは、人が生まれた日付を祝う習性がある……っていうのは間違いないようね。それが確認できただけでも重畳ですもの。わたくしが作った分も恵んであげる」

GM : と言いながら達成値5分の仕事をして、立ち上がりました。

リズ : すごく働いて頂きました。


リズ : 「あの……」

ライティア : 「なに?」帰りの扉に手を掛けながら。

リズ : 「私たちのことを人形とお呼びになりますが、こちらには我々の生みの親たるジェネレータが存在するのでしょうか?」


リズ : そっくりさんルーンフォークがいるということは、情報入れて作成できるレベルの高機能ジェネレータがあるのでは?と思っています。


ライティア : 「何を言うかと思ったら……」と、頬に手を当ててため息。「まあ、そうね。そうらしいわね? 気になるのなら、アイツにでも聞いてみたらいかが?」

GM : といって、そのままするりと扉の隙間に身を滑らせて去っていきます。

リズ : 頭を下げて見送って、すっと真顔になります。


リズ : 「……聞いていいことなんですかねえ?」


その呟きにこたえる者はなく、ぱちぱちと蝋燭の炎の音だけが響いていた。

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