第133話 走宴の停詩隊の考殺
音の支配。監視する時間を呼び覚ます。声の支配者はこの男だとナナナは感じ取った。
静寂の中に生まれた乱暴な声の支持する異端者は静寂を壊して、破壊の雄たけびを揚げた。
(殺す気でいかないとこちらが死ぬのねん……)
どうする……考えろ七星ナナナ…………諦めたらそこで終わりだから……頼れない誰にも……。
「どうしたどうした!? こっちには拳銃があるんだぞ……死ぬぞ……殺すぞっ!! おらおらっこの女が死んでもいいのか?? あぁ~~~!!☆彡」
拳銃らしき黒筒をこめかみに当てる、クサカベは頭の可笑しいクレイジーギャングのように敵を威嚇する。
殺し合いのはてに何があるのか? そんな疑問がナナナの脳裏に浮かび上がる。
夢には二通りの夢がある。
自分が生きている夢か死んでしまう夢だ。
それ以外にもあるが今は置いておこう。
殺し合いの夢があるならナナナは夢を見ることをやめるだろう。
殺し合いは遊びでやるなら、ハイテンションジョークバトルとして、ナナナはナナカとすることがある。
一.許容するのは、拳銃のおもちゃを使用せずに、勝利する。
二.おもちゃのナイフは緊急時に使用する。
三.敵を傷つけない武器を使用する。
四.言葉の刃は相手を傷つけない範囲で使用する。
五.相手を精神的に攻撃してはいけない。
六.絶対に本物の人を殺す武器は使用しない。
七.親に迷惑をかけない。友人に迷惑をかけない。動物を傷つけない。
八。楽しく遊びましょう。終わったら、おもちゃはおもちゃ箱に直しましょう。
九.公平に仲間も募り、平和的に過ごすのである。暴れたり、多少の暴力は敵を味方を傷つけない限り許される。
十.疲れたら休憩しましょう。
この十の命約に従い、我々はこの遊びをこう呼んでいる。
ルナちゃんともたまに遊ぶ。
基本的に脅し合いの人質ごっことかおやつの取り合いになると発展する遊び。
基本的におもちゃの鍵を振り回したりして威嚇する。
威嚇にして言葉を使い、発育を促す……こんな感じだ。
回想……開始…………
●
「なんでわたしのプリンを奪うのだーーーー!!!」
「いいじゃん減るもんじゃないし……」
「ナナカの分はありますよ……」
ルナ「ふざけんなぁぁああああ!!! くれよこれわたしのだよぉぉぉぉおおおお!!!!」
ナナナ「でもルナちゃんは昨日食べたよね……生存するには基本的に餌の奪い合いをしないといけない……これはわかるよね?」
ルナ「でも!! これわたしのぉおおおおおおお!!!!!」
ナナナ「じゃあうちの名前書くね……にやりっ…」
ルナ「ああぁ……待ってそれは反則なのじゃぁ……!?」
ナナカ「それじゃあナナカは先にいただきますね……」
ナナカ「むしゃむしゃ武者……うまいです……本当に雷萌堂のプリンは格別です……一個300円するだけありますね…………」
ナナナ「よし食べるか……あ~ん……格別なというか電撃に討たれたような美味さだね…………なんかもうルナと言うか買ってきたダディに申し訳ないな…………」
ルナ「わ た 死 の ぷ り ん !!!!!!(うえええええええええええん)☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡(殺してやる……プリンの旨味をしるこの殺戮者どもめ……)
●
とまあこんなことがあるので……日常茶飯事だ。
プリンの奪い合いで戦争に発展するレベル。
いや本当におもちゃのナイフで刺されたよこの前なんてルナにね。
いつはつまりこういうことをしているんだ。
だが……こいつの持っている拳銃……たぶんあれは本物だ……と私は予想するが……
なんだろう違和感がある。
そんなそんな予感がある。
試してみるか……
「ここに一つのナイフがあります……!」
「なんだそれ……? どう見てもおもちゃじゃねえか……大人をそんなものでからかうなんて、てめえもガキだな……!! がはははははははっ!!!」
油断したな……こっちにはこれがある。
ナナナは重めの石を握りしめていた。
そしてそれを犯人の顔に思いっきり投げた。
「なっ!?」
瞬間突撃して……おもちゃのナイフで犯人の手を刺した。
グサリッ!!(潜血の崩落の餓撃)
犯人の男クサカベの手から途轍もない量の血が流れ出た。
「ぐわあああああああああああああああああああああ」
その瞬間ナナナはミミさんを連れて脱出しようする。がクサカベはそれを許すほどお人よしじゃなかった。
「てめえ欲もやったな……撃つぞ…………撃つからな……本当に撃つぞ」
「撃てるものなら撃ってみろ……」
「てめえ……ならば撃つぞ…………本当に撃つぞおらぁああああああ!!!!!」
「バンッ!!!!!」
放たれた破壊の銃弾はナナナの横を通り過ぎて、ドアの横の壁に穴をあけた。
だがナナナは臆さずに、ミミをオブッて部屋を出ようとするが……
「待ちやがれ!!!」
手を伸ばす犯人のクサカベはナナナの背後に迫る。
だがナナナは……ミミをほおり投げて、おもちゃの爆弾を取り出した。
「!??? なんで貴様が爆弾なんか持ってやがる……んだ…………!?」
「さぁてそれはどういうことでしょうかね……犯人につぐ!!!!! 殺されたくないなら投降しろ!!!!!!!」
恫喝の一撃を犯人の耳元で大声を張り裂ける様にドスの効いた声をあげるナナナ。
しかし犯人のクサカベは脅しには屈しない。
「てめぇ…………そそんな脅しに怖がるたまだと思えるのかか……俺はここにくるまでかなり労使たんだぞ…………ここわくねえええよ……はぁはっははっはははは……」
あと一歩なのね……
ナナナはとどめの一撃を食らわした。
「猫ちゃんを殺されたくないなら……いうことを聴け!!!!!☆彡 殺すぞ猫を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
その言葉の重みは誰よりも知っているのはナナナ本人だった。
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