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せき

 流れをせきとめるもの。


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 おさえていたものがあふれだす、を指して『堰を切ったように』と表現されますね。なんて上手な表現なのだろう、とこのごろのわたしは感心しきりです。

 感情や思考を「流れ」とするなら、それをせきとめているものは、正体不明、あるいは存在するのかどうかもはっきりしません。

 わたしは、それまで敬遠していたもの (仕事で使うアプリケーション) の“見事なお手本”をたまたま見かけたことをきっかけに、とめどなくアイデアが湧いてくるようになりました。アイデアは仕事面だけでなくプライベートにまで押し寄せ、連鎖的に見えない堰を切ってくれています。

 自身の中に、こんなにもせきとめられていたものがあったのだなぁ、と少しおかしくなってしまいました。意外なきっかけから、無意識に堰が切られる場面がありますね。



 本話をお読みくださり、ありがとうございました。

 またそう遠くないいつの日か。それでは。

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