第17話 青春の一ページ

ふー、午後はなんとか寝ずに乗り切れたみたいだな。あ・・・そうだ帰り一緒に帰るにしてもどこで落ち合えばいいんだ?とりあえず校門前で待ってるとか連絡しておけばいいか


「おう、お疲れ。どうだ帰りラーメンでも・・・」


「すまん今日は約束があってな」


「約束?まさか・・・またか‼︎」


「またってなんだよ、別に家が同じなんだから一緒に帰っても不思議じゃないだろ?」


「じゃあ、俺も連れてけ」


「なんでだよ」


なんだ?いきなり・・・そんなに俺と帰りたかったのか?


「俺だって柏崎さんと話したいんだもん」


「もんってなんだよもんって、ていうかそういうことか」


「なんだと思ってたんだよ」


「そんなに俺と帰りたかったのかと・・・」


「・・・・・何言ってんだよ気持ちわりーな」


「はいはい、悪かったよちゃんと連れてってやるから」


「ほんとか?」


「ちょっと聞いてみるよ」


二人で帰るとかえって目立つしちょうどよかったかな、まー、あっちがオッケーするかどうかだがな・・・


ピロン


うわ、返信はやっ・・・なになに、『いいけど私も友達ひとり連れてっていい?』だと?『別に良いぞ』っと


「一樹、あっちも良いとさ」


「お、許可でたか」


「あっちも友達連れてくるみたいだ、とりあえず駅に行くぞ」


「おっけー」


とりあえず駅で待ち合わせることにしたんだけど・・・


「おーい」


ん?思ったより早くきたな、あれが友達の子かな


「お待たせ、なかなかみんなが離してくれなくて」


「いいや、そんなに待ってないよ。でそっちは?」


「あ、どうもはじめまして小林愛佳って言います。よろしくね爽侍くん」


「よろしく、でこっちが飯島一樹だ」


「よ、よろしくお願いします。よければ一樹って呼んでください」


「おっけー、それなら私も愛華でいいよ」


「じゃあ、せっかくだしそこのイタリアンにでも・・・」


「え⁉︎イタリアン?」


「ちょっと爽侍くん?またそれなの?」


「いいじゃんこの二人は初めてなんだし」


「なんだサ○ゼリヤじゃねーか、ていうかまたってことは前にもやったのか?」


「昨日にな、べ、別にいいだろ・・・面白うと思ったんだよ」


「ま、どこでもよかったし入るか」



「いらっしゃいませー、何名様ですか?」


「あ、4人です」


「ではこちらにどうぞ」


「じゃあ、適当に頼んでちょっと話すか」


「愛華さんはどこまで聞いてるの?」


「さんはなくてもいいよ、一応全部聞いてるけど」


「俺も爽侍から全部聞いてる」


「なら話は早いな」


「まずは、柏崎がうちに住んでる件だけど」


「へ?」


「あ、ちょっとそれは」


「ん?なんか言ったか?」


「ちょっと涼音ちゃん?何その話聞いてないんだけど」


「いや・・・あの、学校終わってからって思ってたから・・・」


「だってそんなおもしr・・・大事な話すぐ言ってくれないと」


こいつ面白いって言いかけたぞ、もしかして・・・もしかしなくてもこの状況楽しんでるんじゃないか?なかなか根性座ってるやつだな


「ちょっと愛華ちゃん?今面白そうって言ったでしょ」


「あれ?バレちゃった?」


「言い直してもダメですからね」


「まー、これで全員知ったってことで何かあったらフォローよろしく」


「おういいぞ、柏崎さんも何かあったら相談してください」


「えー、もしかして一樹くんって涼音狙ってんの?」


「は?そんなわけないだろ?」


「だってなんか・・・あーやしー」


「ち、違うし、俺はどっちかっていうと・・・・い、いやなんでもない」


「んー?今何言いかけたのかな?」


「なんでもねーよ」


「なんかお前ら気が合いそうだな」


「「あわねー(ないわ)よ」」


とにかくお互い相談できる相手がいるってわかって一安心かな、あっちもちゃんと話せる友達もできたみたいだし。ああいう感じの子だしなんとなく仲良くできそうかな・・・一樹とも気が合いそうだし。何かあったりしたら頼りになりそうだな、騒ぎになって面倒なことになるよりはいいだろ


「じゃあ、今日はさんきゅーな」


「またいつでもこういう風に集まれるといいね」


「そうだな」


「そうね、じゃあ私と爽侍君はこっちだから。また明日」


「じゃーねー」


「また明日な」


こうして第一回放課後座談会は終わりを告げたのだった・・・・





【あとがき】


皆さん読んでくださってありがとうございます。できたら★つけてくれちゃったりするととっても嬉しゅうございます。



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