平凡な男子大学生の日常
根暗な男子大学生
第1話 女子と話す時は心理戦
私は最近どこかでそれを耳にした。
男性が一人の男性に対して「かっこいい」と言う時、それは本当にその男性をかっこいいと思っている時である。
反対に、
女性が一人の女性に対して「かわいい」と言う時、それはその女性より自分の方がかわいいと思っている時である。
私の高校の時のクラスメートでありバイト先の同僚でもある彼女は、美女でありながら自分に自信を持っていなく謙虚なのである。
その子も例の如く、インスタの高校の共通の友達を見ながら、
「この子めっちゃかわいいよね。紫由くん(偽名)もそう思うよね?」
と私に問いかけてきた。私は
「そうかな、俺はあんま思わないけど」
と返答し、その子もまた
「えぇ〜、なんでよ〜」と返してきた。
私はその時、
(おまえの方が100倍かわいいよ、なんでそんなに自分に自信が持てないかな)
と思ってしまった。
なんなら
(かわいいって言ってるお前が一番かわいい)
と思うまであった。(俺キモ)
女性が一人の女性に対して「かわいい」と言う時、それはその女性より自分の方がかわいいと思っている時である。
しかし、私はその子にそんな腐った思考はないと思う。
いや、
きっと私は『そう』思いたいのであろう。
だってあんなに自分に自信がなくて謙虚なんだから、
きっとそうだよ。
もしも、仮にだが、彼女の『それ』が嘘でこの謎理論の例外ではなく、ただの『それ』のマジョリティーだったのであれば、私はもう、今後女性の『それ』を信じることはできないだろう。
「男性は嘘をつかない」と言っているわけではないが、
人生において女性との会話は、
まるで、無人島に何人かの男女が集められ、生き残った最後の一人が島から脱出できる
『信頼』『友情』『絶望』『騙し合い』
で形成されるサバイバルデスゲーム。
これは少しばかり大袈裟な例えだったが、
要はただの心理戦なのである。
そしてこの記事で結局何が言いたいかというと
『かわいいって言ってるお前が一番かわええ』
、、、
ごめんなさい。
でも、信じることも心理戦の一つでしょ?
、、、
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