扨も其の後
昏い暗いブルーライトを喰らう蛾侭の鱗粉は夢想が作り出した名ばかりの怪物
ただのネオンサインに遮ぎられた殺虫灯の明かりにいつかきっと鳥籠に召されたし
窮屈な空白は塵と誇りばかり値を照らす無機質なストロボに何を見てるの
「そのイマに取り残されては駄目よ」
さあ、いちごミルクこぼして (いいえ)
ねえ、レモンサワーほっして (そうそう)
ほら。今日も一日薬液につかっていました
卑猥な口を開け モノ欲しげに 座っていた。
もの を つんでいる
納得する方に /詰むまで。
摘んでは重ねている
これが何かはわからないけれど
みえるように 嵩ねている
絖り散らかしただけ ゴミ箱にも入り切れない
丸く小さな出っ張りを 何と思うのか 君は
ただ はきでてくるものを
見えるように 連ねていた
雀の足跡のよう、雀蜂の羽音みたいに、
対したことでもなければ ねじこまれていくものはおさまり
柔らかな唇で 私のことをさえずる時には、
今も、もうすぐに無くなって
糞のやくにもたたない、プレイばかりの
諸手を挙げるような ウイルスに犯されている
君に都合の良い私が姿を現しているのだろう。
あのときどうしてこうなるかなんて誰も予言できないのに、当時を除いたり今後を見据えたりできる。概ね嘘にしか当たらないのに、夢は適ったのだと信じていられる。
この目の前の要る者を贋作として 取り繕う思考の浅はかな打算、実物の向う様を嫉妬しはじめる 勝算のない
ここに私たちがいること 仮初之随でも、
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