戒めパロデゐ
息も絶え絶えに 道もふさがれていく。そりゃあイキが狭まる。視界が暗転するどころか 瞬いて身も心も軽くなる有様 天国への未知と誘われ瞼を下ろしたい。
併し何故に引き留めようとするのか 如何して痛みも苦しみも狂おしく愛おしくこのまま、脱線する。
星域宣船
眩暈でも、猶も佳い、名を占めて、私を呼び留めて永遠にして閉まっても。厭いた孔を塞ぐ術を持たない。啓かれた地獄への扉を、ラクに跳び降りたい。
それだけを想って行く末まで点いた、涙ぐましい藪蛇を加護に駆っている中ほどだ。
空転する賽の目を降り併しあと一歩、肢は爛れ行く先を見失い路頭に迷う。砂地に枷をのさばらせただけで、惹き契られたツラはもう腐りかけ、微笑みも愚弄する亡者でしかない。
ですが未だ 私を逝く 先へ、往けぬ。
この己が濁っている。ただそれだけがひどく臭うのです。
これは周りが
これが誘われる芳香なのか放浪なのか、いつまでもふらついて受け入れることが適わない、指針とは、認められそうもできそうもない。
今生余興
この身のシグナルを送り続ける伝達された紅刺し指で羅針儀を巡らしている。
とてもとても汚らしい思い、反芻していく様を 模造して御覧なさる、過去なのか未来なのか今なのか。通りすがりの私は嬉々として言うのです。誘い掬い出すシミのさわり、確かにお前を突き動かすものかと、想像が創造を育み あなたの姿を現すだろうと、時に流されている。
然うして
私達の足元には穴がない。当たり前にも道があるの。なんて彼方は強く言うだろうか。その見渡せる先に 今が踏みしめた未来を望んでいる 仕方なくても、目前に広がる域を掃いて捨てる 歩んでいくそのことに覚悟も意味もない。
ここに有る想いだけが真実 時に流されても伝い歩いた私の躰は あなたによって集る クサリ、媚び憑いた魂の欠片 光とあり影をうつす。
出会ってしまったのだから、そのひとときなり。混じり合い溶け合ったことが受け入れるべき真実。思い込めるもの我が体としてしまい込んでいく、
今、
今。
空席の床几によりかかる、私は誰も知らない私を真似したみたいだ。このパスワードを解除する術は無い。
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