「僕の何倍も大きいお馬さん！　これに乗るの？」

『お、君たちが小学生カップルかい？　話は聞いてるよ』

「あっ、今日は、私たちを、よろしく、お願いします！」

「大丈夫？　顔赤いけど」

『あっはっは！　せっかくだから、君たち二人で同じ馬に乗るかい？』

「二人乗りできるの？　うん、おじさんお願い！」

「よし、じゃあ早速準備するからな！』

「君の顔がどんどん赤くなってる……？」

「わ、私が、君と、二人乗り？！」

「嫌だった？」

「ま、まさか！　嬉しいよ……！」

「また、顔が赤くなったよ？」

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