「突然だけどさ、友情ってなんだと思う？」

「また、藪から棒に」

「いやこう言う、日常に使ってる言葉って割と曖昧だよなぁって思って」

「なるほど、一理あるね。うーん、友情か。自分の損得だけじゃなくて、その人や全体の損得を考えたり行動したりする。そんな相手に抱く感情じゃないかな」

「ほぉ……。なんかすっごい勉強になった」

「それは良かった。君が得になったなら私にとってもプラスだよ」

「それって、もしかして……友情？！」

「確認しちゃダメ！恥ずかしいから！！」

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