第六部『元勇者と七人のヒロイン達』

第76話「毒にも色々な種類が有ると分からされる元勇者」


「提案!? 手短に頼むぞ。コイツはまずい。まず過ぎる!!」


 目の前の白と黒のマーブル模様の体躯を持つポイズンドラゴン。特徴としてはその程度だが、その大きさは他のドラゴン達と同等ながらも立ち昇る腐臭と腐ったような目付きがより一層、不気味さを醸し出す。


『今の所スペックは過去と同じですが今回は敵のフィールドでの戦いになります。お気を付け下さい。援軍を呼びましたので、それまで時間稼ぎを』


(分かった。だが、その前に俺なら余裕で倒せると思うのだが?)


 正直これは強がりだ。そしてそれを分かっていたようにガイドは冷静にそして的確に俺にハッキリとノーを突き付けた。


『絵梨花様をはじめ他の方々を守りながら奴の瘴気の中で戦うのは不可能です。皆様を犠牲にするなら勝てますが……そして現状では結界を張る余裕も有りません』


 向こうの世界でポイズンは霧状になって集落を襲い。次に液状化して人々を溶かし生命力を吸い、今のようなドラゴン形態になり飛び立つのだ。七竜の中で最も残忍なドラゴンだった。そしてガイドの話はまだ続いていた。


『幸い百合賀様、いえビルトリィー様が校舎内に残っている人間を眠らせ結界で守ってくれましたので死者はいませんが、それも時間の問題です』


 ガイド言う通りだ。最悪の手段として因果律操作魔法が有るけど、俺は正直あまり使いたくない。だから冷静に対応しようと頭を働かせる。


(援軍ってユリ姉さん達?)


『はい。フラッシュさんに連絡して由梨花様にご裁可を頂いている最中です。三竜とも来て頂けるかと』


(ふぅ……なら俺のやる事は皆を守って奴の足止め、そうだな?)


『はい。地表の浄化を優先すれば時間は稼げると思われます』


 俺はそれを言われた瞬間に神刀を校庭に突き刺した。地面の毒を栄養に変換し、さらに聖剣で浄化魔法を広域に展開した。一瞬で周囲の毒素は分解され空気が新鮮なものに変化した。


【あら~ん!! やってくれるじゃない。何、その緑色のは、前に持ってたそっちの銀色のとは違うじゃないのぉ!! 相変わらず人間の分際で厄介ねえ!!】


「当たり前だ。俺は元勇者なんだからな!!」


 今は聖なる防壁で全員が防御されているけどルリやエリ姉さんのカップルスキルを使う際に一瞬隙が出来る。特にルリは歌を歌う際に毒まで吸い込んでしまう可能性が高いから安易に歌わせるわけにはいかない。


(つまりルリの支援が使えるようになるまではエリ姉さんのフィールドで封じることも出来ない。セリカはもちろんだがモニカも今回は戦力外だ)


 俺は頭の中で戦い方を組み立てながら浄化と変化を同時にしていた。しかし奴は今度は毒の塊を飛ばしてくる、それを何とか上級魔法で吹き飛ばしていると上空から声が聞こえた。


「勇者!! 私はナノを守りながら学校を守るのが限界だ!! スマン」


 百合賀、今はビルトリィー状態が翼を広げて黒幕会長を抱えながら校舎全体に結界を張り続けているのが見える。ポイズンの瘴気に触れる度に崩れる結界を必死に保っていた。

 しかしそれを嘲笑うかのようにポイズンが人間の言葉で喋り出す。グラスも人間の言葉を喋れるし人間に数ヵ月憑りついて覚えたのだろう。


「あらあら。アタシ達を作っておきながら情けない……ま、だからそこの勇者ちゃんに負けたんだっけ? あんた達って、負ける前に封印くらい解いてから死んでくれれば良かったのにねえ!!」


 攻撃の対象を百合賀に変更したポイズンの毒の液が校舎に飛び散るが、それを百合賀は風の中級魔法と結界で凌いでいた。


「くっ、言ってくれるっ!! 危険過ぎたから魔王も貴様らを封じたのだ。創造主では有るが、お前らは余りにも凶悪過ぎた。ぐっ!?」


「元四天王も転生した人間の体では力も本来の半分以下……ただでさえ弱いのに、お荷物抱えながらぁ、アタシに勝てるわけないでしょうがあああああ!!」


「くっ!! 百合賀避けろ!!」


 奴の最大の攻撃力を誇る全てを腐らせる毒のブレスが百合賀たちを狙う。エリ姉さんとセリカが悲鳴を上げるが間に合わない。こうなったら因果律操作魔法を使うしかないと思った時、毒のブレスは水の壁に阻まれた。


「ふっ!! 何とか間に合ったか、待たせたわね快利!!」


 奴の毒のブレスを防いだのはマリンドラゴンの水の防壁だった。浄化効果もある彼女の水の壁にブレスは清め流されて行く。


「すまないな快利。異世界のドラゴン達の回収に手間取った」


 そして、その背に乗って腕を組み仁王立ちしているユリ姉さんと後ろでグラスを抱っこしているのは慧花だった。大学から異世界経由で皆を集めてくれたようだ。


【あら、懐かしい雑魚共じゃな~い。私に吸収される気になったのかしらぁ~ん?】


「相変わらず気持ち悪い喋り方ですねポイズン。ご主人様、あのキモイ奴さっさとやっちゃいましょう」


 グラスが小型犬みたいに威嚇しているが抱っこされているのでマスコット状態だ。あの様子じゃまだ力は完全には戻ってなさそうだ。俺の魔力供給が出来れば元には戻れそうだが今の状態では難しい。


「いや、グラスくん。今、由梨花はアドレナリンが大量に分泌されてそれどころでは無さそうだよ」


 そしてグラスを抱っこをしている慧花は横で仁王立ちしながら完全に有頂天状態のユリ姉さんを見て溜め息をついていた。


「くふふっ、完っ璧じゃない……今の登場!! 味方の危機に颯爽と現れ自分は竜の背に仁王立ちしてセリフを吐く。これこそ完璧なヒロインムーブ!! 今度こそ、今度こそ私の時代よ~!!」


 上空のユリ姉さんは竜使いを満喫していた。割と大ピンチなのに本人はそれどころじゃないらしい。俺も向こうで初めて魔法とか使った時はあれに近い事になったから気持ちは分からないでもない。


「ユリ姉さんは可愛いなぁ……」


「ユリ姉ぇ……あんな大声で喋ったら学校中に響く、あぁ……」


 エリ姉さんは頭を抱えていた。ユリ姉さんは頼られたり活躍するとどこまでも調子に乗るタイプで煽てられたら木にも登るし、料理も作ってくれる。あとは最近は俺を甘やかしてくれる。


「カイ、ああ言うのが良いんだ……。って、それより今なら行けるんじゃない?」


 ルリの言う通り今なら空気も浄化されたしルリのスキルの支援でごり押しが出来る。俺がそう思った瞬間ポイズンが気体化して空気と同化した。


「知ってるわ~ん。フレイムとコバルトを倒したのは瑠理香ちゃんと絵梨花ちゃんの力でしょ~。魔王を倒した時も見てたわ~ん、そのメス共が厄介だとねぇ!!」


「由梨花!! 皆が危ない、指示を!!」


「あっ!! ヤバっ!? フラッシュ二人を守って!!」


 毒の霧と化したポイズン、その気体化した空気全体にプラズマが迸る。周囲一帯の空気を電気の力で弾き飛ばし浄化した。


【ぎゃああああ!! やってくれるわね。そうだったわ。あんたもいたのねぇ。学校では好き放題してたじゃないフラッシュ】


 間一髪、慧花の叫びで我に返ったユリ姉さんの指示で今まで不可視の状態だったフラッシュドラゴンがその姿を現す。白の巨躯にプラズマをバチバチと纏わせて悠然と俺達を守る姿は正にドラゴンだった。


「その下品な様は相変わらずだな。マリン姉さん達に気を取られ過ぎたようだな」


 上空のマリンドラゴンも含め目の前の光景はさながら怪獣大決戦だ。三体の竜の睨み合い、その均衡が崩れた時が第二ラウンドの始まりだろう。





【本当に二体とも回復してくれたのね~ん。私の餌になるために。グラスはいらないわ。アタシ肉食で草は嫌いなの】


「野菜嫌いとか、農家さんに謝れ。バ~カ」


 グラスはグラスで人間側に馴染み過ぎている気がする。悪い事じゃないけどさ。


「戯言を言うな、七竜の中でもお前とブラッドは前から特に気に入らなかった」


【お生憎様。私もよ。いつも澄ました顔して大嫌いだったのよフラッシュ】


 フラッシュも嫌いだったのか……それにしてもドラゴン語に戻ってもオカマ口調だな。向こうの世界で話した時は違った気がしたのだが。


「やはり話し合いは無理そうですねポイズン」


「そうですよマリン姉さん。あとポイズンここは日本なんだから日本語で話せ、ご主人様がポカーンとしてるじゃないか」


 先ほどから三竜たちと違ってポイズンの方はドラゴン語で喋っている。お陰で理解している人類は俺だけだ。


「はいはい分かったわよ。それにしてもあんた達、本当にその頭悪そうなのを主にしたの? そこの勇者ならまだ理解出来るけど。それは無いわ~」


「なっ!? 私だってあんたみたいなオカマ野郎はお断りよ」


「そうだぞポイズン!! ご主人はちょ~っと残念で思い込みが激しいけど、野菜をくれる良い人だ」


 グラス、それはフォローになってないからな。それじゃ餌やりの人扱いだから。


「つまり利用しやすいわけね~ん。グラス程度でも利用できるなら確かに良いかも」


「グラス~、あんた私をそんな目で見てたの!!」


 上空で地団駄を踏んでるユリ姉さんを隣の慧花が苦笑いして抑えている。しかし飛んでくる毒を何度か浄化しているあたり流石だと感心した。マリンも慌ててフォローに入っていた。


「マスター、私たちは純真で正直なあなたの人柄を信じ身を預けることに決めました。グラスはそう言いたかったのです」


「マリン姉さんの言う通りだ。私達を利用するしか考えてない輩よりは余程信頼が出来るというものだ」


 マリンはフラッシュやグラスと違ってユリ姉さんの人の良さ、ある意味で単純な所に害意を感じなかったから契約したのは俺でも理解していた。たぶん分かってないのはユリ姉さんだけだ。


「へ~、すっかり飼い犬ならぬ飼い竜ってわけね……反吐が出るわっ!!」




 そんな和んだ空気の中でついにポイズンが動き出す。相変わらず毒を周囲に撒き散らしているが毒の威力が上がっている気がした。空気中の毒の濃度が濃くなったという話ではなく毒そのものが強力になっている気がする。


『正解です勇者カイリ。原理は不明ですが奴の毒そのものが強くなっています。現在、供給源を探索しています』


(魔力じゃないのか?)


『はい。魔力反応は有りません。何かもっと別なものと推測します』


 魔力以外で供給されている何か、つまり俺達が知らない奴の固有の能力が有ると見ていいだろう。前回の戦闘ではほぼ一撃で奴を倒したから奴の能力に関してはデータがほぼ無いのだ。


(被害を広げる前に殲滅したんだ。こいつとブラッドはそれだけ厄介だった)


 これはフラッシュとグラスを倒した時の戦いも同じで、コバルト、フレイム、マリンとの戦いで相当な被害が王国に出てしまい危機感を覚えた俺達は後手に回った三体に対して残りの四体には見つけ次第すぐに殲滅というスタイルを取った。


『当時は正解の行動も、ここに至りデータ収集不足がこのような事態を招くととは』


(いや、たまたま今回は運が悪かっただけだ。それよりも反撃の糸口は? 最悪の場合は制御不能になっても英雄化を使う)


『分かりました。ですが使う前に少々お待ち下さい。勇者を英雄にするための準備をずっとしていましたので……あと数分だけ耐えて下さい』


 俺はガイドに分かったと告げて浄化をしながらポイズンの隙を見る。そしてフラッシュとマリンが仕掛けた瞬間に後ろにいる四人を全てを拒絶する聖域引きこもりの味方に閉じ込める。これで四人は安全だ。


「あら~ん、勇者カイリ、さすが大事なハーレムは守るのね~ご立派。でも、これでスキルは使えない。知ってるのよ。その結界はあなたが解除しないと内からも効果出せないんでしょ~?」


「お前、俺のファンかよ詳し過ぎだろ」


 この世界での魔王との戦いを見ていたなら俺の魔法も知られていて当然だ。しかも俺は高校で何度も魔法に魔術それにスキルも使っている。魔王四天王の内の二体はこの高校で戦ったのだから。


「ええ、殺したいほどファンだから毎日視ていたわ~。そして気付いたの、あなた向こうの世界と違って恨まれているのね~。こっちの世界では!!」


「は? 最近は恨まれている自覚は有るけど数人くらいだろ?」


 俺なんて陰キャボッチだ。存在を知覚されたのはここ最近だし恨まれるよりも蔑まれていただけだろう。そんなことも知らないとは勇者検定やり直しだなポイズンドラゴン。


「いいえ~。アナタは自分が思う以上に――――「耳を貸すな勇者!! 奴の得意な精神攻撃だ耳を傾けたら毒を吐かれる」


 フラッシュがプラズマを放ちながら割って入った。どういうことだ? 奴は今、毒のブレスなど放出していない。


「フラッシュ~、あんたは本当にお喋りね……だから暫く大人しくしていなさい!! 私のこの世界で目覚めた新しい能力でねぇ!!」


「なにっ? なっ、ガアアアアアアアアアア!! ど、どうなって、か、体が……」


 フラッシュが痙攣のような動きを起こすと目の前で、みるみるうちに小さくなっていく。最後はグラスと同じ小型犬サイズまで縮んでしまった。


「んふふ~。ここ数日あんたがネットに入って来たから驚いたのよね~。だ・か・ら初心者のあんたに教えてあげる。電子の海には罠が有るのよ~ん」


「わ、罠……だと、そんなもの、どこに?」


 ポイズンがニタリと笑ってフラッシュに向かって言った。


「この学校のネットワークにはアタシが作りだしたコンピューターウィルスがばら撒かれていたのよ~!! あんたはもう感染している」


 ウィルスも広義的に見れば毒だ。つまり更に幅を広げれば電子の毒と呼ぶに等しいコンピューターウィルスも毒という扱いになるということか。


「そ、そんなものが……存在していたのか?」


「ネット初心者のあんたじゃ知らないでしょう。無様ね。集めたエネルギーのおかげで生きてはいるけど弱体化して動けないんじゃな~い?」


 そりゃネット講習すら受けてないフラッシュじゃ知らないだろう。普通にハッキングとか不正アクセスをしていたから忘れていたがコイツは異世界のドラゴンだからネットの知識なんて無かったんだ。


「迂闊でした。ポイズンの能力は毒ならばどんなものでも操り、生成することが可能なのです。申し訳ありませんマスター」


「そんな事よりフラッシュは大丈夫なの!?」


 ユリ姉さんはマリンの背中から下のフラッシュを心配そうにして落ちそうなのを慧花に抑えられていた。自分が落ちそうなの気付いてユリ姉さん。


「弱体化されただけで生きてます。奴の毒の呪いのせいで動けないだけです」


「呪いねえ……これはロジックボム。時間になったら発動するものよ。タイミングが良くて私も驚いたわ~」


 これが奴の隠された能力か……死ぬほど厄介だな。だけど同時に底も見えたし、これは俺達には効かない。なぜなら俺達はネット内に入れないからコンピューターウィルスには感染しない。


「それだけ分かれば充分だ!! 慧花!!」


 俺は叫びながら虚無の彼方への旅路二度と帰って来るなで奴を攻撃した。その瞬間に慧花がフラッシュの横に転移魔術で移動し回収すると素早く俺の後ろに後退する。


「由梨花、フラッシュは無事回収した」


「ありがとうケイ!! さて、マリン油断しないでやっちゃえ」


 上空のユリ姉さんはグラスを抱っこしながらマリンに指示を出している。マリンの津波のような水流が校庭の毒を洗い流す。


「そうですね……一気に浄化すれば問題無いはずです……行きます」


 そしてマリンのブレスが放たれる。ポイズンも反撃のブレスを放ち激しくぶつかり合うが僅かに毒のブレスに押されていた。やはりまだマリンの力が戻っていない。休養し始めたばかりだから全盛期には程遠いのだろう。


 むしろポイズンだけが全盛期に近い今の状況がおかしい。七竜の回復にここまで差が有るのだろうか。しかし隙だらけだ。聖なる一撃は使えないが上級魔法と聖剣の聖魔術を付与した斬撃を同時に放つ。


「なっ……効いてない!?」


「あったりまえよ~ん。向こうで戦った時の弱体化の結界も、その剣の技も使えない以上あんたの技はアタシに届かない!! この『悪意の鎧』が有る限り!!」


 俺の魔法も魔術付与の斬撃も奴の体にダメージを与えられなかった。いや正確には、俺の勇者スキル聖なる防壁と同じように消滅していた。違いは奴の防壁は俺の攻撃が触れた瞬間、黒紫色に光っただけだった。


「なんだよ。これ……」


「これは対勇者専用の防御術よん……素晴らしいでしょ?」


 俺の攻撃が効かなかった相手は今まで居なかった。戦い方を制限されているとは言え今の俺の力は弱体化はされていない勇者そのものだ。同じ敵に手も足も出ないなんてあり得ない。少なくとも今の魔法で牽制くらいは可能なはずだ。


「不思議でしょ~? でもね、これはあんた自身の罪、悪意の象徴。そこの不思議な気配の女。魔法使えるでしょ? アタシに撃ってみなさ~い」


 慧花に向かって言うポイズンに一瞬迷ったようだが慧花は中級の炎系の魔法を放つと直撃して羽が吹き飛んで腐り落ちた。攻撃が通っている。俺の攻撃が通らなかったのにどう言うことだ。


「ぐっ、ぎぃ、容赦無いわねぇ……これで分かったか――――「紅蓮の裁きただいま炎上中、そしてグロウ・ブレイズ輝く聖炎!!」


 炎系では恐らく最強のインフェルノと中級の浄化能力の有るグロウ・ブレイズを両手から放つが俺の炎はまたしても消滅していた。俺の攻撃だけが通らない。


「これは絶対にあなたは突破出来ない。これはあなたが自ら生み出した悪意と言う名の究極の毒なのだから!!」


「究極の毒?」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る