第28話 贅沢な時間
コトコは思う。
何ヶ月ぶりに本の一気読みをしただろう?
いつも翌日の事が気になったり、或いはその日の人間関係が気になったりして、読書に没入することなんて無かった。
「…………」
ああ、もう読み終わってしまった。
少しもったいなかった、なんて考えながら、コトコはコタツに突っ伏した。
つづく
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