頑張ってね兄ちゃん
さて彼奴は如何やら何か隠し事をして居たとは察していたが如何やら「あの兄貴の戯言や魔法が存在しないどころか魔族が存在しない並行世界の記憶」で良くもまあ世界への反逆活動をしようと決意したなあ
さて甥御が吐いたであろう臭いセリフで述べるんなら「並行世界の皆さん如何も今日は其れとも今晩は」とでも宣えば良いんだろうか
そう端的に言えば「主人公の双子の叔父御」其れが今俺がして居る役柄だ・・はあ別にそんな役を真剣にやろうなんぞ俺は此れっぽっちも有りゃしねえのに此の役目を背負わされたもんだ
まあ過激な碌でもねえ存在なら「なら御前さんは甥御殿を事故死とか自身が世間から死んだことに扱いにするか」と宣うんだろ?別に此の役が否ならそう言う事をする程過激な思想に成る訳がねえだろ・・そうなら彼奴は今此の世に居ねえだろが
さて今日が何月何日だったかなああ確か彼奴らの受けた儀式から丁度一週間たったんだよな故に今は帝国統一歴の1280年の7月1日であるなあ
まあ此の日は「御前さん等の世界」で言えば「キリスト教で有名な存在である洗礼者ヨハネを祝う日」だそうだ其処迄詳しくないがな気候は「アンタらの世界と変わらない」とでも言えば良いのだろうか
其れで其の一週間前に彼奴ら二人は「天授の儀」とも言うべきものを受けたんだよな其れで俺が受けたと言うか神さん貰った能力は「風来と孤高」と言う存在だ
まあ此の能力は機会が有れば述べるとしてだな双子の兄貴まあオメエさん等のメタイ言葉で宣うならな「此の茶番劇の主人公様の能力」は「カリスマ、武神の加護、状態異常回復」の3つだったそうな
其れで「役割放棄をした双子の弟」が貰った能力は「シフト」其れが彼奴が貰った能力だ存外彼奴が一番望んだ能力かも知れないな
そう常々彼奴は「叔父ちゃんの様に有るが儘に人生歩みたい」と少しばかり人生が達観をした口調で述べる事が有ったなあ
故に彼奴は「シフトの能力の本質」と言う物を如何やら理解をしていたらしく自身の本来の役割を「移動して役割放棄をした」と謂う事に成る
「此のラスボスの居ない茶番劇とやら」がどの様に終るかなんぞ俺は知らない否存外人生に決まった幕引きを求めること自体が可笑しいとも解釈をする事なんぞ容易に思考をする事が出来る
役割放棄をした此の世界で双子否「主役の片割れ殿」がどの様な解を出して之からの人生を歩むのか話を纏めて生きていくのも悪かねえなあ
さてと久しぶりに身内に顔を拝みに行くとするかな最後に彼奴らに会ったのは確か一年前位に成るからなあ
だからどんな反応を示すんだろうか恨み言を吐くんだろうか其れとも「叔父さん久しぶり元気にしてた?」そう言う風に笑顔で接するんだろうか・・まあどんな反応でも甥御が肚を割って話せれるんなら別にいい事か
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