第3作 生を謳歌せよ

神様は意地悪だ

迷い葛藤し立ち上がらせる


ぎりぎりのラインで

嫌がらせのように僕らを弄ぶ


立ち上がれるもの立ち上がれないもの

その狭間で葛藤し揺れ動くもの


そんな神様の手のひらで踊らされるくらいなら

抗って立ち向かって超えてやるんだ

神様の想像ってやつを


己が生を己のために生き

己がなすべきことをするんだ


でも生きるってなんだ

自分がなすべきことってなんだ


自分と向き合い、理解すること

それは簡単なようで

とても難しい


それならせめて

自分がしたいことをしよう

自分が今生きてるって感じること


人間は皆、天邪鬼

日々感情は揺れ動く


だからこそいつその時がきても

他の誰が否定したとしても

自分だけは自分の生を肯定しよう


やりたいことはやりきってやる

それでもなおやりきれないことだってあるだろう


でも諦めるのはダメだ

諦めると後悔が残る

後悔はそのあともずっと

引きずり続けることになる


それはやがて未練となって

自責の念へと駆り立てる


それならば未練なんて残さない

やりきることと諦めることは違うんだ

目標達成の有無ではない

自分の使命やりたいことを全うしたかどうかだ


終わりの時なんてわからない

人生という物語のフィナーレを

得心のいくハッピーエンドへ


それが生を謳歌するということではないか







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る