case10

 男性のお客様は私の携帯を片手に持ちそのままトンネルの外へと走って行かれました。私は首の痛みだけではなく今度は胸の激しい痛みに襲われ始めたんです。女性客のほうはそのまま意識を失っており、一刻も早く救急車に来てもらいたい一心で私は楽な姿勢を取るためにトンネルの壁側まで移動しました。


 「これは大変な事になったな・・どうしょう、落ち着かないと。あの女性大丈夫かな・・顔色が真っ青だぞ」


気を失ってる女性客の顔を見ると真っ青だったのでびっくりしたんですが、私の身体にも激しい異変を感じているので、正直それどころではなかったという気持ちでした。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る