case10
「あれ?電波が入らないな」
圏外になってしまって トンネルの中でしかも中央の場所に私は居たので電波が入らなかったかもしれないと思いいったん外に出てから再度かけ直すことにしたんです。
「お客様、女性の左肩を支えてください。私は右肩を支えますので。一旦トンネルの外に出ましょう」
私は男性のお客様と一緒に女性のお客様を支えながら一旦外に出る事にしたんですが・・
「う・うう・・くるし・・」
女性のお客様がまた唸り声を上げながら動かなくなってしまったんです。
「大丈夫か?しっかりしろよ!!どこが苦しいんだ??」
男性客の問いにも答えず、またしゃがみ込んでしまいました。そこで私は女性をおんぶする事にしたんです。とにかくこんな不気味な所にいるから具合が悪くなるんだと思い、一刻も早く外に出ようと思いました。
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