case10
男性のお客様が私に"後ろ!後ろ!!" と言うので私は後部座席の後ろの窓に視線を当てたのですが何もいませんでしたね・・しかし、盛り上げる事もこの企画には必須なので、お客様に合わせる形でまた私はひと芝居打ちました。
「うわぁあー!!!なんだ!?今のは!!」
迫真の演技でした。我ながら心の中でそう呟きましたね。
「きゃぁああーー!!運転手さんもう怖いー!!!」
「いたんすか!?やっぱり後ろに人がいたんすか???」
私はふとさりげなく腕時計を見て時間が押してると思いここらで最後の心霊スポットに行って車内から軽く説明してもう早く家に帰りたいと思ったので、このままここを適当に切り上げて強引に次の最後のスポットに向かいました。
「いました。お婆さんらしき影がうごめいていましたよ。さ、早くここから逃げましょう!!」
エンジンをかけその場を立ち去りました。
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