case4

そんなこんなで私は稼ぐポイントとして、駅のロータリーを選び待機してたんです。夜の22時すぎに普通のサラリーマンの男性の方が手をあげてきたのでドアを開けて乗せたんです。


 「今晩は!どちらまで行かれますか?」


私はいつものように聞きました。すると、そのサラリーマンの方が県をまだいてT都のH市にある家に向かってくれと言うんです。隣のT都といっても車で20分で入れる場所ですから、遠くはないんですけどね。で、私はそのまま行き先まで走りだしました。夜遅いので道はガラガラに空いてて、気持ち良い感じでしたね。途中に一つの山を抜けてからT都のH市まで行こうとしたんです。なにせそこを通ったほうが近いですしね。山といってもたいした山じゃないけど、途中に大きな貯水池がありまして、そこの橋を通る感じなのですが、そこで私とお客様が体験した恐ろしい話しなんです。今思い出してもこの通り腕に鳥肌が立ってるんですけどね。

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