case1

私はそう聞くとお客様はうなずきそのまま車を降りられました。私はやっぱりこの人おかしい人なんじゃないかと思って、ひょっとしたらこれから自殺でもするんじゃないかと思いまして、こっそりとお客様の後をついていこうと思ったのです。


車はエンジンをかけぱなしにして、お客様の歩いていった方向にひっそりと歩いていったんですが、ほんの数分前に降ろしたばっかなのに、人影すらないんですよ。辺りは真っ暗なので私はヘッドライトの灯りを目印にタクシーのほうに戻って懐中電灯を取り出して、再びお客様の歩いていった方向へと灯りを照らしながら歩いていったんです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る