レアの覚醒
@Abashi8931
第1話 山田 啓示
暑い日が続く中、呑気にベットの上でヨダレを垂らして寝ている男がいた。
『 ( ˘ω˘ ) スヤァ…』
この男の名は山田 啓示
この話の主人公であり、実にやかましい男である
地球が消えた。
なんの前触れもなく一瞬にして消えた。取り残された人間は考える暇もなく凍りつき、一瞬にして全ての生命が死んだ。
そして彼も間抜けな顔で石のようになっていた。
彼は宇宙を漂う、終わりのない宇宙を...
彼は石になっている間に夢を見ていた。
宇宙の中心に行く
そこには、とても醜いものが泡立ちながら、意味のない言葉を絶えず喋っている。
そして啓示はその泡に吸い込まれ消えていった…
165日後
彼の目の前にとてつもなくでかい星が見える。
徐々にその星に吸い寄せられ、大気圏に入った
『 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオォォ』
空気との摩擦により彼の凍りついた体は徐々に溶けだしていた。
『 ドォォオン!』
山に落下した、と同時に彼の身をおおっていた氷の膜が消えた。
『 シュゥ〜〜』
水が蒸発していく。
彼はまだ起きていないようだ。
雨が振り、風が吹き、雪が降る
この星にも四季が存在する。地球とよく似た星だ。彼はまだ起きない。
1年たった。
やっと目が覚めた。
うつ伏せの状態からゆっくり体を起こす。頭がぼんやりとして、少し気持ちが悪い。
目を細め周りを見渡す。
辺りは木々が生い茂っており日がさしていた。
啓示は、手を顔に当て上から撫でるように顔に着いた土を払い、気を整えた。
そしてこう言う
「あれ?カニ追いかけてたら外まで出てしまったか?」
そんなことを言いながらフラフラと立ち上がる。
「てか、ここどこ?…」
とりあえず啓示はしばらくあるいた。
周りには林が広がっている…
徐々に木々の間から外の景色が見えてきて...
『 遅いぞ人間』
あ?
そこには知らない男が立っていた。
『 だれだぁお前?』
『 ひょっとして神?』
俺はそいつに指をさして、そう聞いた。
『 ふん、そうだ 私は正しく神 、外なる神、全ての神、最初の神、そして偉大なる父上の子である』
…
...
...
『 あ、そうですかぁ!』
俺はすぐ人に流されるタイプの人間だった
『 ぁ、あの、ここはどこですか?あの世?』
『 ここはお前の考えてる場所でわない』
『 お前は死んでない』
『 ここは地球から遠く離れた星』
『 人はアケルナルと呼んでいる』
『え?なに?アルケルナ?』
『違うアケルナルだ』
『 へぇ…』
『で あなたのなまえは?』
『 人間ごときが理解出来る名前ではない...が
人間はナイラルアトホテップと呼んだりニャルラトテップと呼んだりニャ...『 たくさんの呼ばれ方があるんですね』
『 それでなんで俺は地球じゃない所にいてなんで目の前に神がいるんですか?』啓示はとりあえず自分の置かれている現状についてとにかく知りたかった。
『 お前がいた地球はガイアによって、力に変換され、奪われた。
そして地球に取り残された人間、生き物は宇宙空間に放り出され全滅。
だがお前は生き残りそのままこの星に流れ着いた。
父上に選ばれたからだ。』
(啓示は何となく理解したつもりになった。)
『 地球が ガイア?に奪われた? どういうことだ?あれっすかぁ!つまり地球は消えたってこと?』
『 物質としては消えた。今は力としてガイヤが所持している。』
『 へぇ… ガイアってやつが地球を持ってんのか…あ!そういう事か!あれだろ俺がなんか生き残って特別な力を手に入れたから自分で地球を奪い返せ的なこと俺に言いに来だろ。』
『 いや違う』
『あ 違う…』
『別に地球がどうなろうが、人間がどうなろうが、そんなことどうでもいい』
『ただ…人間が父上の力を与えられたことに興味がある』
『 へぇ…』
『 ていうかさっきから気になってんだけど、父上って…
...ひよっとしてアザトース?』
『 よく知ってるな正しくその通り』
『やっぱり!』
『 そういうのばっかし読んでるからわかんだな』
『 え、じゃあなんで俺はアザトースに選ばれたんだ?…はあ?アザトースって知性ねえじゃん!』
『 父上は強大なる創造主、
その行動には人間には理解しえない閃きであっても私は父上の望を叶える』
『 …』
『 いや...え…』
それって俺を選んだ意味はとくにないんじゃね?
っまぁいっかそのおかけで生きてるし!オールオッケー!
『 で! 俺はこれからどうすればいい?』
『お前の中には父上の片鱗が埋め込まれている その力を使えるようにしろ。』
『力を使えるように?』
『 父上の力だ、あらゆる物質、時間、概念、森羅万象、すべて消してしまう力。』
『どうやって使うの?』
『 お前が授かった力は弱すぎてまだ使えないが、お前ならそのうち使えるようになるはず、使えば使うほど成長する、いずれ邪神でさえ殺せる程の力になるだろう。』
『 お前はこれからスピカという国に行け』
『 そこにはお前の求めるものがある』
『 あ?求めるもの?なんだよそれ …カニか!?』
『 おっとそろそろ時間だ、私はこれから父上のお散歩に付き合わなければならない失礼する。』
『 ちょ!おい!カニ!』
『 しばしの間さらばだ!』
『 ちょ!な! 人の話きけぇえ!まだ聞きたいことが100っ個以上ある!まず1つ俺が求めるものってカニなか!?!2つこの星でカニ食えるのか?!!!??』(啓示はニャルラトテップに飛びつく)
が
ニャルラトテップの体をすり抜け地面に顔を打った。
『 いってぇ! あ!?』
(振り向くとそこには既にニャルラトテップの姿は無かった)
『 なんなんだよ あいつ...
てかなんだよ俺が求めるものって…カニしか思いつかねぇ…(毛ガニ食いてぇ…)
てか力の使い方くらい教えろよ、なんにも言ってくれねぇじゃねえか…
テキトウなこと言ってんじゃねぇよ
はぁ...スピカってどっちの方向にあるか教えとけよ…』
啓示は愚痴をこぼしながらしばらく歩き続け広い高地に着いた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
初投稿なのでよく分かりませんがもう少し話を分けた方がよろしいでしょうか?
ご意見等お待ちしております。
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