第14話

木の上に登り隠れて待つ、ここには避難した人達の足跡がいくつも残っており、オーガが足跡を追って来ると考えたからだ。


数分後、予想通り、先ほどのオーガ3匹の姿を確認した、並びはd,a,cの順番だった、まだ3匹ともにこちらには気か付いて無いようだ。


身を隠し、通り過ぎるのを待つ、dが隠れている木を過ぎaが通りかかる。


♦ニュートのターン

片腕をなくしているオーガに、抜刀し飛び降りつつ上からの切り落としで襲い掛かる、aの肩から腰にかけ斜めに剣で切り裂いた、aは魔石へと変わる、次に驚いて固まっているcにも踏み込み下から切り上げで襲い掛かる、腹から肩にかけ切り裂きcも魔石へと変わった。


固まっていたオーガdが正気に戻っり襲い掛かって来た。


♦オーガdのターン

dは両腕を広げ覆い被って来る、寸前のところで、腕の下をかいくぐり躱す事ができた。


♦ニュートのターン

振り向きざま〖風よ舞え全てを切り裂く刃となりて敵を襲え!エアーカッター!〗魔法を詠唱しつつオーガcに向かい腕を伸ばすと、風が吹き荒れ真空の刃が敵を襲う、オーガcは腕をクロスにして身を守るが、両腕は風の刃で切り落とされ、体にもいくつもの傷を作る、ただ魔石ににはならなかった。


追撃をすべく、cに突きで襲い掛かる、腹に入った剣を根元まで思いっ切り差し込むと、魔石へと変わる。


ここでの戦闘が終了したので魔石を回収後、皆に追いつくため走り出す。


森の出口でフエイルとリッカとオーガが4匹とが対峙しているのが見えた、急いで合流しフェイルの横に並ぶ。


やっぱりと言うべきか、依頼より1匹多い、しかもそいつが変異種だ、そいつは右から2番目で他のオーガより肌の色が黒く角が頭の中央に1本生えていた。


「すまない待たせた。」

「あの変異種ヤバイ雰囲気を出してる。」

「一気に来られるとまずいわね。」


オーガの陣形は、への型で変異種が一番奥でニヤニヤと余裕綽綽よゆうしゃくしゃくの表情だ。


フローレスの人たちは少し離れた森の中に隠れているようだ,

その中にアイリとミイナに耳打ちするビューヘルンもいた、なんだか良からぬことを吹き込んでいる、様に見える。


安全を確認したし、森からは出ている、一気に勝負に出ることにした。


「リッカ、あれをやるぞ。」

「了解。」


♦ニュートとリッカのターン

〖風よ吹き荒れろ!敵を薙ぎ払いたまえ!エアロバースト〗

〖炎よ業火となりて全てを焼き払え、ファイアーストーム〗

〖〖合成魔法!ストリームフレア!!〗〗


変異種に目掛け、切り札の一つを放った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る