第11話

前書き


新年明けましておめでとう御座います。

本年もよろしくお願いいたします。


戦闘がターン制の為、敵個体にアルファベットを入れます。

(例、オーガa、又はaだけ)

主人公から見て右からa~eとします。


ーーーーーーー


オーガの立ち位置はWの形、b.dが前a.c.eが後ろに居る、剣を弾き飛ばしたのはオーガbだ。


オーガがいる今の場所は死体も何体かあるため足場が悪い。その為こちらに走って来る。


♦リッカのターン

「動きを封じるわよ〖岩石よ、手と成りて敵を拘束せよ、ストーン、アーム〗」


地上より無数の岩の手が伸びてオーガ達を拘束する、と言っても数秒がせいぜい。


俺は剣をフエイルは斧を出し、拘束されているb.dの首を狙う。


♦ニュートとフエイルのターン

俺はdのフエイルはbの首を刎ねる事に成功し魔石へと変わる。


♦オーガaceのターン

岩の拘束を力で無理やり解除、a.eが俺達を両サイドから横払いで切りつけてくる、俺達はバックステップで躱したが、オーガcが突進してきて俺達は2mほど吹き飛ばされる


♦リッカのターン

〖火よ壁となりて仲間の身を守らん、フャイアーウオール〗


炎の壁を俺とフエイルに張るとオーガはたじろぎ追撃を止める。


♦ニュートのターン

俺は立ち上がり、フャイアーウオールを利用することにした、〖風よ舞え、槍と成りて敵を貫け、エアーランス〗3本の槍を作りフャイアーウオールの向こうのオーガに放つ。


エアーランスにファイーアウォールの炎が纏い付き、即席の風と炎の合成魔法の槍へと変わりオーガへ襲いかかる。(合成魔法は一人で放つ場合それぞれの魔力消費が必要で攻撃力の1.5倍、効率が悪いが2人だと1とつずつの魔法、魔力消費で1.5倍となる)


オーガa.eは躱せたが、cはまともに当たりお腹に風穴が空き魔石へと変わる。


♦フエイルのターン

オーガaに対し斧を下から切り上げる、オーガaの胸にもろに入り魔石へと変わる。


♦オーガeのターン

フエイルに剣を横払いで切りかかる。

それを横に転げて避ける。


♦リッカのターン

〖業火よ、槍となりて敵を焼き貫け、ファイアーランス〗

2本の炎の槍を作り敵に放つ。

オーガeは頭と胸に風穴が空き魔石へと変わる。


戦闘が終了し、俺は魔石を回収する、フエイルは双子のお父さんを治療しているが…傷がかなり深く意識も朦朧としている。


「「お父さん!」」双子が話しかけるが反応が鈍い。


「・・・アイリ、ミイナ・・・好きに生きろ・・・」


と言い息を引き取った。


「「いや~行かないで~」」双子は父親の亡骸にしがみ付き泣きじゃくる。


俺達は何も言えずただ立ち尽くす。


するとビューヘルンが「主殿、亡くなりし勇敢で優しき者に対し祈りを。」


フエイルの「神よ、この者の新たな旅立ちと、その先にある安泰なる地へいざないたまえ。」の言葉で、全員が胸の前で両手を組み祈りを捧げる。



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