第3話
「聖剣だと言っておるだろが、それといい加減ここを出ぬか?」
「はぁ~、仕方ない、帰るか。」
粗方、宝を回収し、宝物庫の奥の部屋に行くとダンジョンコアがあり、コアの右横に入口への転移魔法陣がある。
魔法陣に全員乗ったのを確認をし、魔力を魔法陣に込めると迷宮の入り口に転移された。
迷宮を出ると既に夕方だった、帝都まで歩いて2時間ほどの距離を帰る。
「なんと!!こんなに繁栄しておるのか!!」城壁内の帝都を見たビューヘルが目を大きく見開き驚いている。
「勇者がいた時代から約200年過ぎているからな、今は帝国歴412年だ。」
「そんなに経っておったのか!」
「取り敢えず夜食を食べて宿に行こう。」
「夜食か!楽しみだな!」足取りが軽くなったビューヘル、ただ疑問には思う、(剣がご飯食べても良いのか?)と。
夜食は定番のオークのステーキにサラダ、酒のあてに豆類や揚げ物、フランクルトが並んでいた。
「お~珍しいものもあるの、どれいただこうかの。」
それぞれ食事がある程度終わった頃。
「お腹一杯じゃ~だが食べ残しがあるの、これらは持って帰っても良いかの?」
酒のあてを指さしていた、あてが入った皿には豆が一握りとフランクルトが2本残っていた。
「良いが、汚さない様にしろよ。」
「分かっておる。」
皿を掴み胸の前に持って来ると、黒い裂け目が現れ、その裂け目に皿の中身(豆)を移しこんだ。
「「「なんだそれ!!」」」
「これか?これは収納魔法じゃ。」
「「「商人が喉から欲しがるとゆうあの収納魔法!」」」
「何を驚いておる?主殿は我と契約した時点で使えるぞ。」
「「「なんだって!!」」」
「『収納』と念じるだけで出来るぞ。」
『収納』と念じると胸の前に黒い裂け目が現れた。
「「「マジで出来た!」」」俺達が驚いていると。
「だから使えると言ったじゃろ。」と言いビューヘルはフランクフルトを収納してた。
「ほれ、食べ終わったことだし、宿に案内せぬか。」
食べ終わったので宿屋に向かう、部屋は迷宮に行く前から2部屋取っていた、部屋割だが両方とも2人部屋でフエイル・リッカで一部屋、俺一人が寂しく、もう一部屋のを使っていた。
(一人部屋が開いていなかったし、あの二人は付き合ってるからこの部屋割だが・・・俺も彼女が欲しいな~)
疲れていたこともあり直ぐに部屋に行きベットに座った、
「てか、何故お前がこの部屋に居る?」
ビューヘルだが既にニュートの隣に座っていた。
「もちろん主殿と寝るためじゃが?」
「向こうの部屋に行けよ、代わりにフエイルにこっちに来るように言ってくれ。」
なんだか不味い予感がして言ってみたが。
「なぬ!主殿は※
※男性の同性愛、男色(なんしょく・だんしょく)武家社会では、
「違うわ!!!お前が女性同士がいいかと思ってだな。」
「あっちの部屋に行くのは野暮じゃて、既に『あはん♡うふん♡』をしておる。」
「な!!分かるのか?」
「何を言っておる?若い男女が宿の同じ部屋ですることと言えばパコパコしかあるまい。」
ビューヘルは左手で円を作り、右手人差し指で穴に・・・・
「パコパコって、こら!!止めんか!!」
「主殿は真面目じゃの~羽を伸ばして我とパコパコしようではないか。」
「しね~よ、もう寝るぞ。」
こうして寝たまでは良いが翌朝、俺は疲れていて寝過ごしていると、フエイル・リッカ部屋の入り口にやってきた。
「あいつが寝過ごすなんて珍しいな。」
「そうね、やっぱり迷宮とビューヘルの事で疲れが溜まってたのね。」
「取り敢えず起こすか。」
部屋の扉を開けるとニュートは毛布を着て寝ているが、股間の辺りがモッコリと膨れてゴゾゴゾ動き、変な音まで聞こえてきた。
「クチャクチャ、ペロペロ。あむっ、じゅぷっじゅぷっ。」
「「な!」」
「ニュートのやつ!ビューヘルにあんな事させているのか!」
「朝からあんなに激しく音を出して!」
フエイル・リッカの2人の声で目が覚め股間の異常に気が付き、毛布をひっぺはがすと。
「む?起きたのか主殿。」
俺の股間でフランクフルトを2本しゃぶりついていた。
「紛らわしいとこで、何してるんだ!!」【ゴツン】ビューヘルの頭に鉄拳制裁をくれてやった。
「痛いではないか主殿。」
「「はぁ~食べ物のフランクフルトか!憲兵隊を呼ばなくて良かった。」」
(二人とも、俺が小さい子に手を出すと思っていたのか?!)
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