(二)‐2
もともと小さい頃から絵を描くのが好きだった郁雄は、高校に上がったら美術部で絵を描きたい、程度に考えていた。だからそれらの作品を見て、菊間恵美が自分と同じように絵をみてどう思ったのか、少し気になった。
その後、ゴールデンウィークの終わりとともに仮入部期間が終わり、正式に入部することになった。部員は年に何回かある学生向けのコンクールに出品を目指して活動していた。それ以外にも企業や自治体で独自に募集をしているコンクールもあり、どのコンクールに出すかは各人が決めてよいとされたが、全日本高校生美術展と国際美術コンクールには必ず出品することになっていた。
(続く)
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