第155話 料理の違い

 料理の違い


 イタリア

「やっぱり我々の料理は最高だね」


 フランス

「いや、我々の方が上だ」


 ドイツ

「そんな事だから、戦争が弱くなるんだ。ソーセージで十分だ」


 フランス

「まずい食事しか出来ないひがみか」


 ドイツ

「ワインにうつつを抜かして、瞬く間に降伏した連中に言われてもな」


 フランス

「何を!」


 ドイツ

「やるのか? 受けて立つぞ?」


 イタリア

「まぁ、どちらともイギリスよりはマシなんじゃないの?」


 イギリス

「いや、我々の食文化も偉大だ」


 フランス・ドイツ・イタリア

「?」



 イギリス

「まずい食事を何とかするために、料理を求めて植民地を作った」


 フランス・ドイツ・イタリア

「それで?」



 イギリス

「いつの間にか、七つの海を支配してしまっていたのだよ」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る