第135話 戦争と食事
ドイツの酒場で酔っぱらいが演説をしている。
「いいかおまえら、イタリア軍やフランス軍が弱いのは、奴らの飯がうまいからだ。料理に時間がかかるし、食材もたくさん必要だ。何より、少し飯のグレートが落ちるだけで、士気がダダ下がりだ。一方、ドイツ軍は強い。ソーセージとジャガイモがあれば、他に何もいらないからな。味付けがどうとか、献立が何だとか。面倒なことを考える必要が一切ない。同じ理由でアメリカ軍も強い。あいつら味わかんねぇからな。」
「おいおい、それじゃあ、イギリス軍が地球最強の軍隊になっちまうよ。」
「実際最強だった時代もあったさ。だがもうあの国は終わりだ、近所にイギリス料理店ができたが、ここよりうまかったからな。奴ら牙を抜かれちまったのさ。」
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