第68話 差別

『スターウォーズエピソード1』は公開時、一部に差別的描写があると、市民団体から抗議を受けたことがある。


「スターウォーズのヌート・ガンレイというキャラクターは明らかに人種差別を助長している」


「確かにガンレイのしゃべりかたは、タイ人をモデルにしています。しかし、それは異星人の多様な文化を示す演出であり、差別的な意図はありません」


「嘘をつくな。大体なんだ、このヌート・ガンレイの設定は?無表情で、鼻が無くて、顔が平たいだと。その上、拝金主義者で強欲で、倫理観が欠けていて、英語がへたくそで、腹黒で野蛮だなんて。どうみても、韓国人じゃないか。こんなキャラクターを悪役で出すなんて、韓国人に失礼だとは思わないのか?」


「あんたらの方が、よっぽど失礼だろ」



 ちなみに余談だが、ヌート・ガンレイは身長191cm、体重90kgで肌は緑色。幼少期には共食いすることが当たり前の種族という設定の人物である。

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