　先日、大学の卒業通知が届きました。

　大学を卒業できることが正式に決定いたしました。

　長く在学した哲学専攻での学びは、これにて、ひと区切りです。

　大卒資格を得るので、初めての教員免許の取得も決まりました。

　高校公民の教員免許です。

　中学社会も取っていたのですが、大変お恥ずかしながら、最後の最後で歴史の単位を落としてしまいまして……次に通う大学で、残りの単位を取得することになりました。

　どちらにせよ、高校公民と中学社会を取得したあとは、次の大学で高校宗教と中学宗教の免許を取得しようと思っておりましたので、引き続きがんばります。

　新年度から教壇に立つという選択は、もろもろ考えたうえで、結局のところいたしませんでした。ありがたいことなのですが、やることが増えてまいりまして、しばらくはそちらに集中してみたいという気持ちがありまして。ひとまずは、教壇に立つという選択を見送ることにいたしました。

　ただ、教えるということは、ほんとうにやりがいのある仕事であると思いますので――現実問題いつできるかは不透明なのですが、人生のどこかでかならず、教員という経験をしてみたいと思っております。

　卒業論文は最高評価で通りました。

　私は最終的に、宗教学の領域にあるといえるテーマで卒業論文を書いた――のだと、思います。

　卒業論文を通して、宗教をもっと深く学びたいという気持ちをもつことができました。

　次に進む大学――というのはじつは現役のときに進学して中退した大学なのですが、そちらは神学部ですので、キリスト教が中心になるかと思いますが、宗教について、そのなかでもとくに興味のある分野について、さらに深く学んでいきたい。そんな想いが、強くあります。卒業論文で取り扱ったテーマが、自分の進む道を切り開いてくれた、という実感があります。ほんとうに、柄ではないですが、感謝の気持ちがたくさんあります。

　こうして、大学卒業と大学進学（！）を控えて、春、なんだかいろんな気持ちでいっぱいです。

　もろもろ、小説執筆やいろんなことに絡めてエッセイ的に書きたいこともあるのですが、それはまた時間のじっくり取れそうなときに、でもできればこの気持ちが鮮やかなうちに、書きしるしておきたいです。

　とりあえずの、もろもろの近況報告でした。

（2021年3月9日　14:07）