第12話 宝くじについて知っておきたい事①

 宝くじには夢があります。一瞬で億のお金が手に入る可能性のある宝くじに手を出さない理由はありません。

 今日も夢を買うために行列に並びます。


 宝くじの払い戻し率は約45%です。

 え?競馬とかに比べると極端に低くない?

 はい、低いです。

 年末ジャンボの1等当選確率は1/2000万です。正確に書きます

 1/20000000です。雷に打たれる可能性と一緒らしいです。ちなみに東京の人口が約1300万人なので、その中から1人選ばれる可能性より低いです。 

 また、3000円購入したら、ほぼ300円です。払い戻しは、10%です。あまりにも低いです。


しかし、なぜか健全なイメージのある宝くじ、その理由は宝くじ法だと思います。

 宝くじ法によって、宝くじの当選金には税金がかかりません。宝くじを購入する際に税金を払っているので、当選金に税金をかけると2重課税になるから、と言うのが理由らしいですが、ん?ここまで読んで頂いた頂いた方たちは何か引っかかりませんか?馬券は?購入時に税金払ってませんか?

 馬券は、購入時にJRAにお金を払います。そのJRAが税金を払っているので購入者は税金を払っていません。宝くじを発売しているのは、都道府県と20の政令指定都市の地方公共団体です。宝くじは、購入時に約40%を税金として納めていることになります。よって、馬券は払い戻し金に税金はかかりますが、宝くじには税金はかかりません。

 300円で購入した場合、120円は税金で約45円は経費で残り135円を当選金に使用しています。仮に3億当たっても、税金は一切かかりません。

 しかし、相続税等はかかりますので全部自分で使ってください。


 宝くじには色んな種類があります。

 私はナンバーズが好きですので、今回はナンバーズについて触れてみようと思います。

 今は、基本的には月から金の平日毎日抽選があります。ナンバーズは1口200円で払い戻し率は約45%です。ナンバーズには3と4があり、それぞれ3桁4桁の数字を当てるものです。買い方は、ストレート、ボックス、セット、ミニとあります。ストレートは数字の順番も的中しないといけない方式になります。つまり123が当選番号だとすると、当選は123のみになります。よって、ナンバーズ3だと1/1000ナンバーズ4だと1/10000になります。ボックスは順番は関係ない方式で、123、132、213、231、321、312の6種類が的中になります。よって、6/1000と6/10000になります。

 セットは上記の両方を半分ずつ買う方式で、セットストレートとセットボックスの2種類の当選があります。ミニは下2桁を当てる方式で、1/100になります。

 さて、結局どれが得なのかを考えていきます。

 ナンバーズ3の場合、ストレートの期待払い戻し金は、200円×1000通り×45%の払い戻し率なので、90,000円になります。同様に、ボックスは200×1000÷6×45%の15,000円、セットはその半分45,000円と7,500円、ミニが9,000円が期待値になります。しかしボックスの場合は、当選番号が122とかの場合、当選数字は122、212、221の3種類になってしまいます。その場合は期待払い戻し金は、30,000程になります。

 それぞれの確率を考えると、1/1000はサイコロを振り4回続けて1が出る確率が、1/6×1/6×1/6×1/6=1/1296なのでまあまあな数字です。けど、なんとなくあるかも・・・と思う数字です。ボックスの場合は3回になるので、たまにはある数字になります。

 





 

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