中編−第1話 元、 18人いる!!腐ってもベテラン ぷw


18人来た。11人ではない。ありゃ元は10人だけれども。

結構職員数居るのなー、と思ったら、


「裏方も結構いますからね、獲物捌いたり、客先に納入したり。それが肉部門や植物部門、希少部門と3つあり、ギルド事務所、食堂もある。今回は手が空けられるものが18人って少なかったら、次回は残り25人くらいになるんじゃないすか?」

とサブマスター。


サブマスターっていたの?今まで見たこと無かった。、ことはないな、一階事務所の奥に見たことあるわ、、


「一般的な日常仕事は私、イレギュラー的なものはギルダーさんって棲み分けになってるんス。」

「あれだろ?ギルダーにルーチンワークは難しすぎるんだろ?」

「あはははは」乾いた笑いのサブちゃん、本名サムイ・イヨ・セーカイ


イヨ?16だから?あの頃のアイドルって皆事務所に年齢鯖読み設定されて、バレたら本人がやったってことで叩かれてたんだよなー、その仕組みは今もいっしょだろーけどwって俺おっさんじゃないから聞いた話だということで。


「まぁ、なんだ、お前らを銀翼の翔太並にしろって頼まれたんで、そこまでなれよ?」


さわざわざわざわ、、

むり?。いや、翔太達もここに来る前は俺らに近かったんじゃね?。ここ終えたら、俺らもブイブイ言わせられるってこと?。あたしらも翔太君みたいにまでなれって?まぁやるけどさぁ。姉御、これ以上強くなったら、ボコっつ!!、ごふっ、、すんまっせん、、。ボク、無理っす、、給仕っすよ?。俺、これ終えたら結婚するんだ!。


「あー、言いたいこといくらでもあんだろーが、がっつ!!!、やれ。それだけだ。

それと、死んでもすぐ蘇生するから、心ゆくまで死んで良いぞ?」

・・・・・・・


「んじゃ、この訓練場の外周をできるだけ早く走れ!行けっつ!!」

すどどどどどどどーー!!!


トップが帰ってきた、止まろうとするが、「そのまま行け!!」

「ヲラヲラヲラぁああああああ!!!スピードおちてんぞぉおおお!!!」ドッコーン!ドッコーン!!ドッコーーンン!!! 勿論最後尾の直後を爆破して追い上げているのだ。


「防衛隊の奴らはなあ、甲冑着たままお前らより速かったぞお!! 翔太達はそれより強くなったんだぞ!!おめーらボーケン者なめてんなぁあああああ!!!」どっこーーん!どっここーーーーんんん!!どどどっこおおおおおおん!!!!!!

あ、二人跳んだw

外周ゲロまみれw

ゲロの殆どがほどよく赤く染まり始めた頃、

「よーし、ゆっくり外周一周、歩くなよー、軽く走っていっしゅー!」


少々休憩させる。

塩と蜂蜜とレモンの水を配る。氷はいれない、傷ついた胃によくない。


気分を変えさせるために少しだけ受け身の練習。

その後昼飯。


「俺食えねぇと思う、」「あたしもー、絶対吐く、、」

などと行っている奴らが、


ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ


当然内臓回復させた。

昼食後お昼寝。



「おーい、始めるぞー」

走れー、どっこーーん!!だだだだだーー、


整列!(サブ)

「揃いました!!」サブ

「ご苦労。んじゃ、今度は障害走路な」

全員死んだ顔に。


手本を見せる。


タタタタタ、だん、だんだんだっ、ぐいぐいぐいぐい、タン、タタタタタ、タンタンタンタン、タタタン、タッタッ、タッタッ、タッタッ、タンスッツ、タンスッ、タンスッ、タンスッ、タンスッ、タタタタ、脱ぎ脱ぎずりずり、ペッペッシャカシャカシャカシャカシャカシャカむんず、ひょーーーい、ズーン、、ズボッズボッ、履き履き、タタタタタ、じゃぶじゃぶじゃぶ、がしゃがしゃがしゃがしゃ、、タタタタッターーーーン

「ゴーーーール!!」

「「「「オーーー!!!」」」」パチパチパチパチ!!!


「整列! よし。 今日は終わりまでここでの走りだ。余裕で走れるようになれるまで同じ訓練を続ける。

(全員更に激しく死んだ顔)


この訓練の意味は、”逃げおおせる”だ。

おまえら、武器なくしました壊しました、魔力なくなりました、アイテム終了、でもまだ敵や魔獣襲ってきます、って時、どうする?潔く餌になるのか?おまえ、どうする?」


「え?逃げます?」

「正解。逃げなきゃ死ぬ。そんとき、午前のような体力だと、どうなってたと思う?おまえ」


「、、、喰われていた、、」

「正解。お前ら今は丁度消化されて小腸あたりに居るな。明日の朝、はれて糞になってひり出される。」

・・・・・・・


「なので、俺の基準は、どうにか逃げおおせる、が基準。

様々な小細工をしながら逃げるのに必要な最低限のスピードだ。

これができなきゃ他の小細工等あったって意味ない、その前に喰われているからな。わかったな?


走りというものはどんな戦闘においても基本の基本だ。舐めたら死ぬぞ。

いままではたまたまそういう危機に遭遇しなかっただけだ。超ベテラン達に聞いてみろ、超ベテランたちがそこまでになるまで、多くの喰われて死んでいったパーティーを見ている知っているはずだ。100や1000のパーティーが喰われて、やっと一つの超ベテランができる、ってのが今迄だろ?。


この訓練を受ければ、喰われる可能性はかなり減る。訓練を受ける回数が多くなればなるほど、生き残る可能性が格段に大きくなる。それだけだ。

なので、

お前の命のために、言われたことを言われたようにやれ。それだけだ。」



皆結構早く走っている。

以前訓練ほどこした兵士達ほどではないが、、

まぁ、この辺かな、流石腐ってもベテランなだけあるな。


夕方まで走りっぱなしにさせた。だらけてきたら爆破と礫で尻を叩く。

流石に夕方になったら皆ぼろぼろだ。


「よーし、今日はこの辺で終わる。皆外周を一周、ゆるく走って戻ってこ良い!」


整列

「今日はここまで。温泉に入って筋肉をほぐせ(おまえら歳だからな)。晩飯はよく食えよ。晩酌は少しだけな。知っての通り少量の酒は血行を良くするので体に良いからな。晩飯後はそとの蕎麦屋を使っても良い。俺の付けで飲み食いしろ。

質問は?

・・・

よし、解散!!」


一部女性たちは温泉んーーー!とか叫びながら走っていく。余裕だなぁやつら、、、



蕎麦屋

甘露煮をつまみながら燗酒を飲むギルド女性陣

「だからぁ、自分より弱い相手とくっついてどーすんの?あんたより先に死ぬよ?」A

「えー、今の状況だったら、ここ、元王都?は一番安全じゃない?もう危ないことなんて無いでしょう?」B

「あたしもそーだとおもう、だってスタンピードを祭りにしちゃうんだよ?」C


「んじゃ、他の国が攻めてきたら?冒険者も戦いに出ないと国が占領されてあたしら奴隷だよ?」A

「・・例えだけど、、王都でもギルド主催で新人や初心者の冒険者の訓練やってるよね?

で、それ終えて2−3度ダンジョンに行けば、大体中堅になっているよね?

今まで中堅になるのって、あたしらの場合んとき、どーだった?」B


「あたしは、カンができるまで2年くらいかかったかな、それから動きが体に馴染むまで1年くらいかなぁ」C

「私は、まぁ早い方だから全部で2年で中堅って言われてたね」A

「私は遅かったんで、中堅って言われるのが普通になるまで5年かかった。その間に死んだ者たちってどのくらいいた?」B


「数え切れないなぁ、、」A

「でしょ?。でも今は死者ゼロ。重傷で王都に帰ってきた者もいない。ここで皆回復してもらえるから。」B


「つまり、、、」C

「つまり、損耗ゼロで皆ベテランまでいけるだろうと言いたいわけだな?」A

「そう。そして、その中でも多くが銀翼並になっていく。しかも、王都防衛軍が600人以上。その指揮官クラスはみな銀翼並。魔剣使えるクラス。」B

「そう言われると、怖いくらいだねー」C

「んじゃ、自分も、自分の旦那も、可能な限り上位訓練を受け続ければ、それなりになるんじゃないの?」B

「まぁ、、そうだな、、」A

「どっちにしても戦争になったら出なきゃ行けないんなら、強くなっておくべきだね、生き残るんには」C

「そういうこと」B

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る