27日連続 2/3

27日連続で高いパン屋を利用してきたことにはなんの目的もなかったし、ゆえに確信をもって言うこともできないけれど、タオルをかけ終えて安堵したお母さんの表情を見たとき、ふと「きょうで高いパン屋はやめようかな」と思った。大切なものを大切に扱うことと高いパン屋に無意味に通うことがまったく別のベクトルにある行為のように思えたのだった。


<つづく>

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