第42話ゆどうふだよ!いくらちゃん

いくらちゃんいきつけのスナック『しーらっきー』のママさんとお部屋で湯豆腐。


「ほんと、いくらさんって料理上手ね!もー、惚れちゃう!!」


「いえ、誰でも簡単に作れますよ。湯豆腐ですよ。ばーぶー」


「でもなんかすごい豪華じゃなーい!これは何の魚?」


「あ、それはタ、・・・真鯛ですね。塩だけで焼いてます。ばーぶー」


「昆布もひいて料亭みたい!」


「出汁は基本ですよ。昆布は沸騰させちゃあだめですけどね。ばーぶー」


「そうなんだあ。いくらさんのお嫁さんになる人っていいなあー」


「ごほんごほん。さあ、あついうちにいただきましょう。ばーぶー」


「あれ?このシメジ?白いのなに?」


「あ、それは『ぶなぴー』です。白いブナシメジです。マイタケも白マイタケとかありますよ。ばーぶー」


「へえー。そうなんだ。おいしいー!」


「7月10日は『ブナピーの日』です。ばーぶー」


「そうなんだー。いくぴーさん。うふ」


顔が少しだけ赤くなったいくらちゃんであった。

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