『カクヨムバトル24時』(ライトユーザー交流企画)

 https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054922268339


『F』終了後はいつも通りの置物系自主企画をいくつか挟み、その上で『カクヨムバトル』に挑むという予定をたてていました。


 しかし、『F』が予想以上に上手く行ったことを鑑み、置物系を挟まず一気に雪崩れ込む感覚で『カクヨムバトル』を作成しました。


 こちらは『F』前後に考案した自主企画ですが、草案の面で少し甘さがあったかなと思い返しております。まず『カクヨムバトル24時』という作品を投稿する行為自体にハードルの高さがあり、その点において「別に必要ないのではないか」というご指摘を受けました。


 そして、そのご指摘通り、企画内における『カクヨムバトル24時』を利用したほめちぎりがあまり行われなかった印象を振り返ったときに感じました。やはり書く側と読む側には分断があり、その分断を軽々に融和させるべきではないのかもしれません。


 企画目的にもあった「星とハートを越えた交流のテストタイプ」についても、やはり「応援コメントの返信の返信にあたる部分でネックになる」という問題が浮き彫りになったように感じます。


 主催者の想定としては「作品を書く→カクヨムバトルでほめちぎられる→ほめちぎり返す→別な作品を読んでさらにほめちぎり返す」という殴り返しを期待したのですが、着地点としては「作品を書いたついでに、いくつかほめちぎっておく」という方向性の確定されたものになりました。


 これについては「殴り合い」という文言を使わず、「殴り込む」という表現で殴り返しに対するハードルを下げるべきだったなと回顧しています。また、書く側と読む側の分断をもう少し明確化してもよかったかもしれません。


 私の主催する企画の傾向として「書く側に比重が寄る」という主催者側では制御できない参加者の性質があるので、これには無理して逆らわず、「読む側を要求する企画」ではなく「書く側が窮屈ではない企画」を念頭に置こうと思います。


 と、ここまで書くとなんとも失敗した自主企画のように見えるのですが、私自身の参加者視点から言えば、めちゃくちゃに楽しかったですこの企画。主催者としてのバランス調整は微妙だったんですが、参加者としての殴る殴られるは、正直、最高でした。こういう自主企画があったら、参加したい、やってみたいと素直に(私が主催者なんですけども)思いました。イロモノ企画としては、到達点だったのかもしれない。

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