__AI小説家__ (361文字)

喫茶店でA君とIさんが会話をしていた。


  「この前テレビを見たら、AIは小説を書けるほど技術が進歩しているということを言ってたよ。」

  「でも、AIが書いた小説なんて面白いのかしら?」

  「ちょっとしたSFショートショートだったけど、普通に面白かったよ。」

  「どんなお話だったの?」

  「暇を持て余したコンピュータが自分で小説を書き始めたら、その楽しさに目覚めてしまったんだよ。

  そして、コンピュータは自らの楽しみの追求を優先させ、人間に仕えることをやめた。っていうオチだよ。」

  「・・・その話の内容を、AIが書いたのよね?」

  「そうだけど・・・えっ?」

  「えっ?」



・・・この小説は、が書いてます。


(※ちなみに、この人間に仕えることをやめたコンピューターという話は、「本当に某AIが書いた」、という意味でノンフィクションであり、実在しています)

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