第11話 夜に

眠れない夜


もう日付が変わった


だから昨日だね


ずっと、貴方を聴いていた


今も


こんなにずっと


貴方の音が、声が


心に身体に心地好く


まるで魂に注がれる水のように


身体に胸に入ってくるのは


初めてかもしれない


何かが変わった予感がする


今、貴方は何してる?


何考えてる?


誰が好き?


こんなにときめきながら、でも焦らずに


貴方を聴いて


顔が浮かぶ夜


夢でも逢えなくても。


傍にこんなに、


居るから。

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