第23話
前書き
やっとパーティーがある程度揃いました!
これでダンジョン攻略に行けますね!
自分で書いてて言うのを変ですけど楽しみです~!
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アノンが落ち着くのを待つこと数分、アノンはぽつりと言った。
アノン「ごめん、待たせた、もう大丈夫。」
やっといつものキャラに戻ったようだ。
翔「ううん、全然問題ないよ。
むしろ立ち直りが早いと思ったくらいだ。」
アノン「そう?まあ、これくらいは怒られ慣れてる!」
なぜか胸を張ってどや顔をするアノン、反省していないのかな?
ウェール「アノン、もっと怒られたいのですか?」
額にぴきぴきと血管が浮かび上がらせピキピキピーマンと化したウェールさんがニッコリと言った。
アノン「ヒッ」
アノンが俺の後ろに隠れる。
そんなに怯えるなら余計な事言わなきゃいいのに…。
ウェールさんの方を見るともう諦めたかのように息をついた。
ウェール「ハァ、もう怒りません、話が進みませんしね…。
アノン、貴方はこれからどうしたいですか?」
え?と驚くアノンをしり目にウェールさんが続ける。
ウェール「と言っても、もう決まっているのでしょう?私の言い付けを破ってでも外に行こうとしたのですから。」
そう言うウェールさんは少し寂しそうだ。
アノン「お母さん?良いの?」
ウェール「ええ、さっきも言ったけどあなたには広い世界を見てほしいと思っていたの。この人達なら安心してあなたを任せられるわ。
翔さん、未熟な娘でご迷惑をお掛けするかもしれませんがどうかよろしくお願いします。」
世界でも最強の座に君臨する竜王が深々と頭を下げた。
翔「もちろんです、任せてください!必ずアノンのことは守り通してみせます!」
急な告白のような言葉にアノンは顔を赤くして俯いていた。
翔「ですが二つ、気になることがあるのでお聞きしてもいですか?」
翔「ウェールさんを封印した人間についてです。」
ウェールさんは困ったような顔をした。
ウェール「うーん、その人間達の正体については私もよく分かりませんでした。黒のローブを着ていたのと、なにかアイテムを使用したということしか…。
気が付けば光に包まれて封印されていましたので。」
これに対してリーシアが疑問を呈する。
リーシア「それについてですが、竜王を封印できるとなればそれはLRランクのアイテムでしょう。そこでふと思ったのですが、そのクラスのアイテムを使える人間がそんなに都合よく現れるでしょうか?」
翔「確かに一理あるね。もしかするとその黒ローブ達は人間じゃないかも?」
ウェール「そうかもしれません。人間の国から来たからと言って犯人が人間と考えるのは単純でしたね。」
結局よく分からないな、注意しようがない。
とりあえずもう一つの懸念を解消するか。
翔「まあ今は気を付けてくださいとしか言えないですね。それよりもう一つの問題点、転移ゲートについてです。もう人間に場所がばれてしまったので何か対策を打った方がいんじゃないでしょうか?」
その疑問に対して今度は良い笑顔で答えてくれた。
ウェール「それなら問題ないですよ、もう転移ゲートは閉じました。なので新しくゲートを通って入ってこられることはないでしょう。」
それなら一安心だな。
懸念点の二つについて考えるのはとりあえず止めようかな。
それにこんな話ばかりしてると、アノンがお母さんとお話できないだろうし。
そうしてアノンとウェールさんがひとしきり話し合ったのを見計らい、
翔「ウェールさん、俺達はそろそろ人間の国に戻ります。」
とウェールさんに言った。
ウェール「もう行くのですね。寂しくなりますが、アノン、皆さんお気を付けて。」
そうして俺達は聖竜王に別れを告げた。
人間の国に転移で戻り適当な宿に着いた後、皆各々自分の時間を過ごし出したので俺は前回確認しなかった進化したスキルの確認を行うことにした。
確か、最適統合と最適進化だったっけ?
早速確認しよう。
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宇佐田 翔(うさだ かける)
Lv321
HP:41024/41024 MP:35748/35748→35748
SP:0
攻撃力:35921
耐久力:30134
速 度:25940
知 性:23415
精神力:22055
幸 運:35689
ユニークスキル:難易度変更LV1、アイテムボックス(無限)
加護:天使の加護
取得済スキル
武神
オーバーロード
悪魔召還
精霊情報
全属性耐性
全状態異常無効
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武神……全ての身体系スキルを同時に使用でき、効果は通常スキルの2倍になる。
オーバーロード……全ての魔法系スキルを同時に使用でき、効果は通常スキルの2倍になる。
あとは見たまんまだな、
なんか感覚がおかしくなってきたのか強くなったという実感が湧かないな。
そろそろ本格的に戦いに行きたいし、明日は封印指定級ダンジョンに向けて出発するか!
そして、皆にその事を、伝えたところ特に一人を除いて不満は出なかったので今日は明日に備えて寝ることにした。
後書き
読んでいただきありがとうございました。
感想、レビュー、ブクマ、評価(下の星)、批評等していただいた皆様も本当にありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い致します!
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